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東京図書館制覇!

東京23区の区立図書館249館を全て制覇(訪問)し、現在は多摩地域、島しょ部の図書館巡りをしています。いろんな視点での図書館ランキングやリストも掲載しています。

CurrentIcon ダイタンのちびっ子読書検定

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―2011年以降のイベント
visit:2012/01/05
§ 改築工事中の仮事務所での読書検定

世田谷区立代田図書館は、2009年11月1日から2013年5月まで改築工事のために長期休館しており、その期間は代田図書館仮事務所を開設しています。長期休館中の仮事務所は、基本的にカウンター機能のみで、スペースが許せば本棚を少し設置できる場合もある、という施設ですが、代田図書館仮事務所ではその臨時施設で読書検定企画「ダイタンのちびっ子読書検定」を行っているんです。

その読書検定問題は、世田谷区HP内の代田図書館仮事務所のページで配布しており、見てみると「大人の人もチャレンジしてね」と書いてあるので、私もさっそくチャレンジしてみました。クイズではなく検定問題だし、この機会に問題になっている本を読んでみることにして、12問からなる問題用紙が計4枚、全48問をコツコツ解いて、1ヶ月くらいかかりました。

問題の例を挙げると、

「セロひきのゴーシュ」の家には、いろいろな動物がやってきますが、そのなかでやってくる鳥は何という鳥か。
 ①かっこう  ②はと  ③わし

とんち小僧一休さんが修行をした寺の名前は何でしょう。
 ①東大寺  ②安国寺  ③清水寺

など。絵本に関する問題もあれば、読みものに関する問題、さらに枕草子についての問題もあるので、なかなか難しいです。また、おはなしに関する問題だけでなく、深沢図書館に関する問題もあるので、わざわざ深沢図書館まで行ってしまいました!深沢図書館は、一通り23区立図書館の制覇を達成した際の最後を飾った図書館なので、個人的にも懐かしく楽しめました。

解答用紙を埋めたところで、さっそく代田図書館仮事務所へ。参加すると代田図書館のキャラクター「ダイタン」に関するグッズがいただけるとのことですが、答え合わせだけでも楽しみ。カウンターに持っていくと、職員さんも「大人に参加してもらえて嬉しい」と喜んでくださいました。こちらこそ、この機会にいろいろな児童書を読んで、楽しかったです!

で、採点の結果は…パーフェクトを狙ったのですが、全48問中46問正解で、パーフェクトならず。残念!読まなくても知っていると思っていた問題(「ぐりとぐら」が大きな卵で作るものは何でしょう)が完全に勘違いだったのと、もう一つは問題文だけでも推測がつく問題(「あおくんときいろちゃん」がひとつになると何色の子になるでしょう)の番号書き間違いでした…。採点だけでなく、各用紙の正答率に応じて「すごいぞ」「おしいぞ」といったハンコを押してもらえて、私の場合、「すごいぞ」が3枚、「おしいぞ」が1枚という結果になりました。あと少しだっただけに悔しいです(笑)。

「すごいぞ」(100点満点)が3枚いうことで、ダイタングッズもたくさんいただけるとのことでしたが、あまりごっそりいただいても大人気ないので(笑)、ブックカバーとしおりを数点いただいてきました。検定問題が掲載されているページにある写真がそのグッズで、しおりは写真にある図柄以外に、世田谷区内を通る電車のものなどもありましたよ。

§ 利用者の小学生の自由研究がきっかけ

この「ダイタンのちびっ子読書検定」、ユニークな点は改築工事中の仮事務所で開催していることだけではありません。私が解答用紙を持っていったとき、たまたまカウンターに問題作成をした職員さんがいらっしゃって、採点していただいている間お話ししたのですが、この読書検定を作ったきっかけは、図書館利用者の小学2年生の男の子の自由研究なのだそうです。図書館でいつもよく本を借りていく男の子が、夏休みの自由研究として、自分で読んだ本を元にして読書検定問題を作った。その話を聞いて、図書館でも読書検定問題を作ったのだそうです。

この話聞いて、私すごく嬉しくなっちゃいました。まず、小学生が夏休みの自由研究で読書検定を作るというのが、読書好きにとって嬉しくなっちゃう話ですよね。単に読んだ本の感想を書くより、断然楽しそう!同級生の子ども達も解いて楽しんだのかななど、想像が膨らみますね。

また、それを図書館の職員さんが知っているということは、利用者の男の子にとっての図書館職員さんが、単なる「貸出返却手続の際に接する人」なのではなく、本にまつわる話をいろいろしたりする関係なんだろうと思います。その男の子がずっと代田付近に住んでいるならば、小さい頃から代田図書館のおはなし会などに参加していたのかもしれません。いろいろな本を読むこと自体も楽しいけど、こんな本を読んだよと話したり、それをもとに自由研究課題を作ったよとお話できる職員さんがいるって、とてもいい図書館ですよね。

さらに、図書館側がその小学生の話を聞いただけに留まらず、自分たちも読書検定を作ろうと思ったところも素晴らしい!本棚がなくて基本的に取り寄せサービスを使うことになる仮事務所は、新聞・雑誌・ネットその他の情報源で本選びをできる人ならよくても、本棚から本を選びたい人にとってはついつい足が遠のきがち。その時に、こうした読書検定問題があると、取り上げられてる本を読んでみようかなという気にもなりますよね。もちろん、普通の図書館でこういう検定問題を配布しても楽しいのですが、本棚のない仮事務所で遊び感覚の資料紹介をしているということに感心してしまいました。

で、この検定問題、ネット上では解答用紙のNo.1~4を配布していますが、代田図書館仮事務所に行くと、No.5を配布しています(2012/1/5現在)。このNo.5は「ダイタンのちびっ子読書検定問題」のきっかけとなった、小学2年生の男の子が作った問題なんです。おそらく、男の子の名前が掲載されているためにネット上では配布しないと思うので、実際に仮事務所に足を運んだ人だけが参加できるボーナス問題!今はNo.5しか配布していませんが、その男の子が作った検定問題も40問ほどあるとのお話だったので、これから更にNo.6、7と続くかもしれません。

§ いろんなおはなしを読むきっかけに

大人ながらに「ちびっ子読書検定」にチャレンジした感想は、予想以上に面白かった。そもそも読んだことがない本もあるし、読んだことがある本でも意外と忘れてたり。私、ぐりとぐらが作ったものってオムレツだと思い込んでいましたよ。言い訳するわけじゃないけど、鍋から出てる部分だけ見たらオムレツにも見えますよね(笑)。

問題のほうも、外国のおはなしと日本のおはなし、詩、ちしきの本など、出題本のジャンルが多岐に渡っています。個人的には、モンゴルの昔話の「スーホの白い馬」や、難民キャンプの出来事を描いた絵本「ともだちのしるしだよ」などが読み応えありました。心にぐっとくる絵本って、ページがめくるのが遅くなるというか、1ページ1ページ想像が膨らんでいきますよね。

そんな楽しい企画なので、代田図書館仮事務所をご利用のお子さんはもちろん、大人にもぜひチャレンジしてください。私も、解き終わって達成感とともに終わっちゃったなあと思っていたところ、仮事務所でNo.5をいただいて また楽しめると喜んでいるところです。No.4までで2問不正解を出してしまったので、No.5では100点を目指して頑張ります!

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