台東区立石浜図書館 訪問記
last visit:2007/9/1
石浜図書館の場所は、白鬚橋西詰から隅田川が下る方向にしばらく行ったところ。ここは最寄り駅の南千住からでも結構歩きます。バスで行くとしたら、南千住から東42乙系統の秋葉原駅前行きか浅草雷門行きに乗って、橋場一丁目で降りるのが図書館に一番近いのですが、1時間に3本くらいしかないんですよね。
もう一つ、日暮里駅前から里22系統の亀戸駅前行きか橋場二丁目行きに乗って、橋場二丁目からちょっと歩くというルートもあって、そちらの方がもうちょっと本数があるので、こちらの方が現実的かもしれません。(ちなみに私は自転車で江東区から30分)
図書館の近辺には目ぼしいものが何もないのですが、もうちょっと南に行くと花見の名所で有名な隅田公園がありますね。だから、休日の散歩を兼ねてだったら、浅草から隅田公園を通って図書館に行ってもいいかも。
図書館は幼稚園との複合施設の3階です。図書館の入り口を入ると、左にカウンター。カウンター横から左に折り返すような位置に児童コーナー。カウンターの前に一般書架が広がっています。
石浜図書館の最大の特徴は閲覧席がないことです。厳密には高齢者・障害者用の席が2席ありますが、「閲覧席ではありません」っていう文字が大きく貼ってあります。また、児童コーナーには児童用の席がありますね。でも、それ以外の閲覧席はなし。
その経緯は「ず・ぼん4」という本に詳しいのですが、簡単に要約すると、石浜図書館は山谷と呼ばれていた(と過去形にしていいのだろうか)地域にあり、そのために1970年代後半から80年代前半にかけて、資料を閲覧するために来ているとは思えない人であふれる状態になったしまったんですね。館内で飲酒や博打、トイレではないところで排泄することも珍しくない状態。石浜図書館の次に山谷の中心地に近い、旧南千住図書館(南千住1-13にあったようです)や根岸図書館も似たような状態だったとのこと。そこで各館はそういった状態への対策を取ることになり、石浜図書館は貸出専門館という道を取ったという次第です。
今の館内はそんな過去があったとは思えないくらいすごく綺麗。書架はもちろん、お手洗いなんかもすごく綺麗で使いやすいですよ。ただ、貸出専門館という制度になんでだろうと思ってしまうのみ。
貸出専門館にしてしまったということに関しては、賛成意見や反対意見いろいろあるでしょうが、私個人としては、平等性ということに関しては、石浜図書館のとった貸出専門館という道は対策の1つとしてありだと思うんですよね。どの人も差別なく閲覧席を利用できないというのは、女性専用席を設けるという処置(ホームレス対策でこういった席を設けている図書館は今でもたくさんあります)よりよほど平等といえます。
また、石浜図書館には閲覧席はないけど4階に学習室があるので、図書館の本を使って調査・研究をしたい場合は、3階の図書館で貸出手続きをしてから4階の学習室を使うことができるんですね。でも、この学習室、中学生・高校生・大学生しか使えないんだけど。社会人が貸出手続きする前にちょっと読みたいなどの場合は、立って利用する閲覧台を利用するしかないですね。
そんな訳で、図書館にある資料も館内で読んだりするものより、貸出して利用するものを充実させている感じです。
例えば、CDは枚数が結構ありますね。また、NHKのCDつき英語講座テキストも、入門から上級、会話やら文法やらとかなりの種類が揃っています。NHKの英語講座ってこんなに種類があるんだなあとびっくりするくらい。英語以外は中国語が1シリーズあっただけでした。CDではなく、語学カセットなら他の言語もいろいろありましたよ。
あとは、雑誌の別冊が各種類ありました。別冊歴史読本はずらっとありましたね。昔、本屋で歴史などがあるフロアのレジのバイトをしていたので、ちょっと懐かしい。別冊宝島もコーナーを作ってありました。
貸出専門館というのは23区内でも石浜図書館だけ。どんなものだろうという見学に来るのもいいのではないでしょうか。

石浜図書館

