杉並区立南荻窪図書館 訪問記
last visit:2008/5/8
南荻窪図書館は荻窪駅から少し遠く歩いたところにあります。距離はありますが道のりは簡単で、環八に出てから川南交差点まで歩き、川南交差点から進行方向右斜めに延びている道に入ってずんずん歩けば、右に南荻窪図書館が登場します。JR中央線が交わるところから南の環八には、「与謝野晶子 鉄幹 ゆかりの地 散策の路 荻窪 川南共栄会 商店街」という幟・ポスターが街灯や通りのお店の店頭に見られます。関東大震災後に与謝野晶子と鉄幹がこの付近に住んだのだとか。その場所は、川南交差点より中央線寄りの荻窪二丁目交差点で右に入ってしばらく行ったところで、今は南荻窪中央公園になっています。ここはつい先日の2007年11月11日に与謝野晶子公園という名もついたようで、そのモニュメント完成式には孫に当たる与謝野馨氏も来たそうですよ。これらの情報は私も家に帰ってから知ったので、今度南荻窪図書館に行くときにはこの公園にも行ってみます。
南荻窪図書館は暗くなってから行ったから余計そう感じたのかもしれませんが、住宅地の中にひっそり建っている図書館です。通りに自転車置き場等が接していて、その奥に建物があるのでだいぶ近くまで来ないと建物が見えないのですが、上の道順で来ればちゃんとたどり着くので安心して進んでください。
入口を入ってすぐ、2つある自動ドアの間の右側にガラス扉の棚があり、特集コーナーとなっています。なかなか凝っている展示コーナーでじっくりみたいのですが、うろうろしていると自動ドアのセンサーにひっかかってドアが開いちゃうんですよ(笑)。南荻窪図書館に限らず、冷暖房の温度を逃さないためだと思うのですが、館内に入るまでにドアを2つくぐる施設って多いですよね。公共施設やスーパー・デパートなどでも。その2つのドアに挟まれた区画を有効利用するために、このように特集コーナーを作ったりポスターを貼ったりしてくれていると思うのですが、入口の幅が狭いとセンサーにひっかからないように気を遣ってあまりのんびりできません(笑)。できればここには装飾的なものや今の特集は○○をやっているよというお知らせのみ掲示していただいて、特集本は館内のどこかでじっくり手に取って見られるところにしていただけると大変嬉しいです。
2つ目の自動ドアもくぐって館内に入ると、右に新聞・雑誌コーナー、その隣にカウンター。入口左には書架が広がっています。カウンター前にCDがあって、奥の少し地下に下がったところに試聴機もあります。カウンターを越えた、2階に上がる階段の手前左にはリサイクル本コーナーもありました。2階は児童コーナーがあり、その中の一画が中高生コーナーになっています。
入口から見て左奥に閲覧机席があるのですが、そのエリアの棚上がステンドグラスになっていて、鮮やかな雰囲気でいいですね。そういえば、川南交差点から南荻窪図書館までの間にも、玄関の上にステンドグラスをあしらったお宅があったんですよね。図書館の中のステンドグラスと言えば、上池袋図書館のものもすごく素敵です。上池袋図書館のは青主体のさわやかなステンドグラスですが、南荻窪図書館のは木々などの温かみのあるデザインです。
閲覧机には近くにある区の個人学習室の案内もあり、これはいいですね。本来図書館の席は図書館の資料を見るための席であって、図書館の資料を使わない自習等は本来の使い方から外れているんですね。杉並区立図書館では自習は明確に禁止されています(実際には厳密にチェックしきれないのですが)。
私個人の意見では、自習している人で図書館の閲覧席が埋まってしまって、座って本を読みたくても読めない状況はとても困るのですが、どこか集中しやすい場所で勉強したいという気持ちもわかるから、公共の学習室を作るのがいいと思っているんですよ。または、図書館の中に閲覧室とは別の学習室を作ってもいいのですが。南荻窪図書館で紹介している個人学習室のある西田ゆうゆうハウスは西田小学校の校舎の一部を使った施設だそうで、こういう施設がもっと増えればいいのではと思います。
その閲覧席の右にあたる試聴エリアにはCDデッキが1台あるのですが、その奥に何やらもう1つ台が背中を向けてあるのですね。これはなんだろうと奥に行ってみたら、検索機を置いた台でした。何かと思っちゃいましたよ(笑)。台の背にでも一言検索機がある旨表示してくれればいいのにと思いますが、まあ謎めいているのもいいか(?笑)。
2階はフロア全てが児童コーナーとなっていて、広々していていいですね。私が行ったときには「みのりの秋」という展示があり、秋を感じさせる絵本と一緒に折り紙で作ったイチョウ・モミジと本物の落ち葉・松ぼっくりが飾ってあって、にぎやかな雰囲気。
中高生コーナーは階段を上がって右の棚がそうで、漫画も「火の鳥」「BLACKJACK」「ゴーマニズム宣言」くらいでしたがここに置いてあります。このコーナーにはテレビ番組「あいのり」の単行本もあって、個人的には『私が中高生の親だったらこんな本は読ませたくないが』なんて思ってしまいましたが、まあそれは私個人の意見なので。。。
貸出カウンターは2階にもあって、こちらはいつでも人がいるわけではなく、児童がいる時間帯にだけいるようです。私が行ったときには、この2階カウンターに「11月12月の目標 親切・丁寧に対応する」という手書きの紙が貼ってあって、普通こういうのって職員さんしか入らないようなところに貼ると思うのですが、ここに貼られると親しみが湧いてくると言うか、こちらも応援したくなりますね(笑)。
南荻窪図書館では南荻窪図書館だよりを発行していて、これがなかなかよいのですよ。新着図書・人気の予約本・図書館で今月上映予定の映画など定番の記事に加えて、図書館入口の特集コーナーと連動した記事もなかなか。
最終ページの連載漫画「図書館のクマ★なみちゃん」も可愛いです。図書館の利用のヒントなどを漫画にしているものなのですが、可愛い上に内容も図書館利用者には便利な情報ですね。その上にあるカレンダーには、図書館の休館日や行事の他に、憂国忌、一茶忌といった文学の記念日も一緒に記されていて、図書館の宣伝に留まらないところが素晴らしい!
杉並区立図書館では方南図書館の図書館だよりが好きで毎月もらいに行っているのですが、南荻窪図書館だよりも毎月もらいに行こうかな。

南荻窪図書館

