杉並区立永福図書館 訪問記
last visit:2006/7/18
西永福駅から方南通りに出てしばらく歩いたところにある図書館です。方南通りに面しているわけではないのでちょっとわかりにくいですが、右側の歩道を進んでいくと左にJOMOのガソリンスタンドが出てきたあたりで「→永福図書館」という看板が小さく出ますのでお見逃しなく。建物は3階建てと言おうか、4階建てと言おうか。積層書架という、天井の低い本棚だらけの階層(渋谷区中央図書館や大田図書館の書庫みたいなものですね。それほど広くはないですが)にして4階層分。閲覧席などがある、通常利用者が出入りする部分はもっと天井が広くなっています。
だから、天井の高い1階の上にこれまた天井の高い3階があり、その間に中2階のような状態で建物の2階があるという構造。
いや、杉並区立図書館要覧によれば、この建物は2階建てということになっています。建築構造的にはやっぱり中2階みたいなものが本当に中2階で、3階が2階ってことなのか。って、この説明じゃ全然わかんないですよね。面白い構造になってますので、気になる方は行ってみてください(笑)。新しい図書館ではこういう積層書架ってもう作られませんが、ちょっと古い図書館だとこういう書架がよくあって、本だらけの空間が好きな人はワクワクしますよね。
積層書架は1,2階が閉架、3,4階が開架となっていて、館内の配置図でも天井の高い部分+積層書架の4階層目で、4階建ての書架として説明されています。それに沿って各階を説明しますと、1階が雑誌・新聞コーナーと児童コーナー、2階が郷土資料、洋書、大活字本に法令集など。3階が閲覧席に一般書架で、一般書架のうち総記・哲学・歴史・政治・経済が4階にあります。カウンターは1階と3階にあり、どちらでも借りたり返したりできます。
入り口入ってすぐの雑誌コーナーの壁には、内田光秋氏という杉並区大宮一丁目在住の方の作品が2点展示してあります。描かれている堀ノ内妙法寺は、ここよりもっと北東の新高円寺の方にあるお寺ですね。
児童コーナーの靴を脱ぐスペースには畳エリアと絨毯エリアがあります。児童コーナーの掲示物やさっき挙げた内田氏についての説明書きも色褪せて年季が入っていますね〜。そう、この永福図書館、杉並区では柿木図書館と並んで開館したのが1965年8月1日と最も古い図書館なのです。児童コーナーにある検索機も心なしか他の杉並区立図書館より汚れ具合が増している気がする。
2階は、1階から3階への階段の踊り場をちょっと広めにしてみましたみたいな、それほど大きくはないフロアですね。区報や永福図書館だよりなど、配布物もたくさん並んでいます。洋書は一般書は英語のみ、絵本は英語以外にもいろんな言語がありました。
3階は広くて天井も高いし、ここがメインのフロアという雰囲気です。天井は高いけど、書棚は高くないので、163cmの私でどの棚も踏み台などなしに手が届きます。それでも柱の陰に長い脚立があったのでこれは何に使うんだろうと思いきや、天井の蛍光灯を換えるにはこれが必要だ。天井の高い図書館は職員さんも大変ですね。
3階に入ってすぐ左には、「図書館で本を探すコツ」という過去の永福図書館だよりから抜粋したチラシが十数枚あります。検索機を使うコツから図書分類の説明までいろいろと。
検索機って意外と微妙なことでうまく検索できなかったりしますよね。例えば杉並区立図書館の場合は、姓と名の間に空白を入れないとダメだったり、日本人の著者名の場合は下の名前だけだと検索できないとか。各図書館の検索機の仕組みがそれぞれあるので、ご自分の利用する図書館の検索機の仕組みは覚えておきましょう!
また、図書分類については、『花とみどりの本』だと620〜が園芸全体、植物学だと470,471,472〜、花の絵を描きたかったら724「絵画技法」をどうぞ、という感じにテーマごとの関連分類番号を紹介してくれていますね。図書分類は厳密には図書館によってそれぞれなんだけど、まあ大抵どの図書館も似た感じなので、これは杉並区立図書館以外でも使えますね。
と、こんな風に各図書分類の説明をしてくれている永福図書館なのですが、棚がとにかく分類順に本を並べているだけで仕切り等がまったくないのですよ。小説の棚には著者名で仕切りがあるのですが、小説以外には全くなし。ジャンルが変わる境目がわからないので、経済の本を見てたのにいつのまにか法律の棚を見ていたよ、みたいなことになっちゃう。棚の側面にはその棚にどのジャンルが入っているかが書いてあるのですが、その棚のどのあたりにあるかがパッと見てわからないのはちょっと不便ですね。
手書きでも構わないのでそういった仕切りを作ってくれると助かるのですが、ある意味図書館通になることを要求されているのかも(笑)。私が行ったとき、利用者の方が著者名で本を探していたのですが、その著者名の読みを間違っていたようで、職員さんが「あぁ、○○ですね〜」なんて正しい読みを即答していて、本について詳しい職員さんがいそうな雰囲気を感じ取りました。棚がわかりにくいと職員さんへの問い合わせも多いだろうから、職員さんは鍛えられますね。探している本がうまく見つけれられなかったら、遠慮なく職員さんに聞きましょう!

永福図書館

