杉並区立阿佐谷図書館 訪問記
last visit:2005/8/22
阿佐ヶ谷駅から北口を出て、アーケードのある商店街を抜けて、その先の阿佐谷松山通り商店街をしばらく進んで、ちょこっと左脇に入ったところに阿佐ヶ谷図書館です。それにしても阿佐ヶ谷駅は商店街がたくさんありますね。図書館に行くまでも上記のように2つの商店街を通りますが、JRのガード下や駅の反対側の出口の方も他の商店街があるみたい。
こういう道はちょっとくらい長くても歩いてて楽しいんですよね。私も古本屋さんや中古レコード屋さんを覗いていきました。図書館で閉館間際までいた後の帰りも商店街のおかげで道が明るいので、安全面でもいいんじゃないかなあ。
図書館は2階建てですね。
入り口を入ると正面に新聞・雑誌コーナー。
その右手前には洋書の絵本のコーナーがあります。
左がカウンターで、カウンターよりさらに左奥がAV資料と一般書架。
2階は児童コーナーになっています。
AV資料はCDのみ。視聴コーナーもあります。
カウンターの脇に、ちょっと面白い数字が書いてありました。図書館1館の年間の運営費用。もろもろ含めて1億3402万円だそうです(2003年度の杉並区立図書館10館の平均)。図書館の運営にどれくらいかかるのかなぁって考えると、想定の範囲内と言ったところでしょうか。ただ、私達が払っている税金の中の少なからぬ金額ですからね。納税者もその分利用しないともったいないです。皆さん、図書館をたくさん利用しましょう!
棚を眺めて歩くと、西荻図書館に似ている感じがします。特に洋書のラインナップは、『この本、西荻図書館にもあった』なんてのがちらほらと。洋書はそんなにたくさん所蔵するわけじゃないから、各館で違うものを所蔵するようにして区内全体で幅広いラインナップにした方がいいような気もしますが。
そして阿佐ヶ谷図書館の一番の特徴は「文士村コーナー」です。戦前から戦後にかけて荻窪〜阿佐ヶ谷〜高円寺付近に文士が集まっていたんですね。井伏鱒二、三好達治、太宰治、横光利一、亀井勝一郎などなど。彼らの一部は「阿佐ヶ谷会」という会を作って交遊したりもしていました。
な〜んて、知ったように書いていますが、全てこの阿佐ヶ谷図書館の1階と2階の間の踊り場にある阿佐ヶ谷文士村マップで知りました(笑)。各文士の住んでいた場所が似顔絵入りで示されています。私が実際の顔を知っているのは太宰と井伏鱒二くらいですが、あまり似てなかったなぁ(笑)。
「文士村コーナー」の棚は1階書架の階段に近いあたりですね。文士村に関する資料が少しと、各文士の作品がずらっと並んでいます。番外編として、大田区に位置する「馬込文士村」の資料もありました。
都内で文士村と呼ばれたところには、この他にも田端文士村などもあるようですが、阿佐ヶ谷文士村はそれらの中でも一番最近の話ですね(田端文士村が明治末期〜大正初期、馬込文士村が大正末期〜昭和初期)。彼らの随筆などから文士村をたどってみても、阿佐ヶ谷が一番今にも残っているものが多いかも。阿佐ヶ谷図書館で本を借りて文士村をたどるのもいいのではないでしょうか。

阿佐谷図書館

