品川区立八潮図書館 訪問記
last visit:2007/3/24
八潮図書館は八潮パークタウンのちょうど真ん中あたりにあります。八潮パークタウンは、東は新幹線引込線、西は運河が伸びる間に挟まれた細長い場所にある団地。周りには公園や発電所などが多くて、いかにも埋立地という感じですね。南には大井競馬場もあります。私は自転車で行ったのですが、この運河に沿った道が見通しよく気持ちがいい。八潮パークタウンの中も春に行ったときは菜の花が咲いていたり、意外と緑が多いんですよね。八潮図書館の向かいにある八潮地域センターから八潮中通りに降りる小道が日本庭園風になっていたりするので、わざわざそこを通って歩いてみたり(笑)。
八潮図書館は八潮児童センターとの併設施設で、1,2階が八潮児童センター、3階が八潮図書館となっています。この児童センターに小さい子供が靴を脱いで遊べるスペースがあるらしく、図書館の入口近くには「図書館には靴をはいて入ってね」といったポスターが貼ってあります。公園のそばにある図書館で「靴の泥を落としてね」など書いてある図書館はよくありますが、「靴を履いてきてね」というのは初めて見たように思います(笑)。
図書館の入口を入ると、正面に児童コーナー、児童コーナーの右の一画は中高生コーナーになっています。中高生コーナーの通路を挟んだ向かいが新聞・雑誌コーナーで、中高生コーナー右がカウンターですね。カウンターより更に右にネット閲覧PCや参考図書・地域資料コーナーがあり、そこからL字状に曲がった奥に書架が伸びています。
入口のすぐ右には特集コーナーもあります。私は2007年3月に品川区立図書館でやっていた春の図書館フェア「品川区政60周年」を全館回ったのですが、品川区立図書館10館の中で八潮図書館が一番いい展示だと思いました。「八潮パークタウンのあゆみ」という展示だったのですが、ただ関連本を置いてあるだけではなく職員さんがこの展示用にまとめた冊子も配っていて、埋め立てしている頃から今までのことがわかるようになっていて。
児童コーナーには靴を脱いであがれるコーナーがあり、ここは児童以外も利用できます。このコーナーの右半分が赤い絨毯、左半分が青い絨毯なのですが、赤い方が小学生以下の子供とその保護者だけが利用できるコーナー、青い方が小学生以上も利用できるコーナーとなっています。
外国語の絵本はこの青い絨毯コーナーにあります。英語以外にもハングルなどの絵本がありますよ。
中高生コーナーには漫画もあり、大人も子供も利用していますね。児童コーナーの方も年齢を問わない青い絨毯コーナーのせいか、子供連れでない大人も利用しています。
でも私が見た限り、一般用の席がないから大人がこちらを侵食しちゃっているというよりは、年齢で垣根を作らず自然に融合している印象です。1,2階が児童センターであることや、八潮パークタウンの特性(埋立地で競馬場や港湾・運送施設が並ぶ中にある築20年の住宅地)などが要因なのでしょうが、のんびりと落ち着いた雰囲気。
ネット閲覧PCは3台あり、1回1時間で1人1日2回まで利用可能です。このルールは品川区立図書館共通のようですね。
それとは別に持参PCを利用できる席もあります。一般書架の手前にある机のうち奥側がその席で、電源もあります。
一般書架の壁際にはCDやカセットもあります。CDは新聞・雑誌コーナーに試聴機もあります。1回30分程度とのこと。
一般書架は図書分類の100番台の数字ごとに見出しが色分けされています。
八潮図書館は小説のある棚がちょっと面白くて、「日本の現代小説と作家研究」となっている。最近の小説と近代の作家の研究書・著書が一緒になって五十音順に並んでいるんですね。だから、島田荘司のそばに島崎藤村があったり、川上弘美のそばに川端康成があったり、阿久悠の隣に芥川龍之介があったりする。こういう棚は思わぬ本との出会いがありそうでいいですね。
八潮図書館というより八潮パークタウン自体がそうなのかもしれませんが、23区内とは思えないような時間の流れがゆったりとした空間って気がします。下町の路地とも違う、東京郊外とも違う、埋立地ののんびりさというか。
八潮パークタウンの南にある大井埠頭中央公園も同じ印象を受けるんですよね。何だろう、埋立して作ったものが当初の企画者の気張りなどもなくなって落ち着いてきたみたいな。
休日にはこの辺一体をぶらり、と薦めるには各施設・公園が大きく広がっているので徒歩ではきついかも。自転車でちょうどいいくらいですかね。図書館には駐車場はないのでご注意を。

八潮図書館

