世田谷区立中央図書館 訪問記
last visit:2008/5/29
世田谷区中央図書館は桜新町駅から教育センター通りへ10分ほど歩いたところにある世田谷区教育会館の中にあります。桜新町駅を地上に出た通りは、その名の通り桜並木になっています。いろんな桜があるので、花が咲く期間もそれぞれ、花の様子もそれぞれ、春に来ると本当に楽しいですよ。世田谷区教育会館の1階と地下1階が中央図書館になっています。1階の入口入って右に図書館、左にはプラネタリウムもあります。私はプラネタリウムの方にも一度入ったことがあるのですが、知らないことをたくさん放映してくれていて、たまに入ると面白いですね。
図書館の中の配置はというと、1階には児童コーナーと小説、スポーツ・芸術などの本、CD・カセットに外国語図書。地下1階が人文・社会・自然科学などの資料となっています。
カウンターの前に児童コーナーが広がっていて、カウンターの真正面には児童用の特集コーナーもあります。外国語の絵本もたくさんあって、ほとんどが英語ですが、他の言語もいくつかありますよ。
絵本でない一般の洋書もかなり充実しています。一番多いのは英語ですが、中国語、韓国語、伊語、独語、仏語、スペイン語、ポルトガル語、ビルマ語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、タガログ語、アラビア語、ヒンズー語、と取り揃えてあります。
雑誌は1階と地下の両方にあるので、要注意ですね。基本的に図書と同様のジャンル分けで、雑誌も1階と地下にわけておいてあるようです。洋書だけが、図書は1階にあるのに、雑誌は地下と分かれていますね。
小説は、日本の小説も外国の小説も、著者名の姓の先頭文字+名の先頭文字による五十音順。例えば、横山(よこやま)秀夫(ひでお)なら「よひ」、吉村(よしむら)昭(あきら)なら「よあ」となり、その2文字が五十音順になるように並べてあるので、吉村昭の本の後に横山秀夫の本が並ぶような形になります。外国文学も同様ですが、外国人作家は通常『名・姓』という順で名前を呼ぶので、それを『姓・名』にひっくり返して、1文字ずつ拾うことになりますね。例えば、ダニエル・キイスなら「キタ」となるわけです。
地下は机席がたくさんありますが、埋まっている率が高く、休日の昼間にのんびり行っても空席なんてありません。机席を利用したい方は早起きしましょう!
雰囲気としては地下の方が中央図書館然としていていいですね。専門書的な図書が地下になるわけですが、実際調べ物をしている人の多いこと。コピー機にも人が結構並んでましたし、自習じゃなくて調べ物って感じですね、皆さん。
地下の階段下りて右側の奥には「中平記念東大出版会コーナー」という棚があるのですが、日本語で書かれた学術書のみならず、英語で書かれた学術書もずらっと並んでいます。区立図書館とは思えない専門書が並んでいて、ちょっとびびります。
地下にはITルームといって、インターネット閲覧ができるパソコンが5台あります。カウンターに申し込んで、1回50分。また、ITルームの入り口に書いてありましたが、パソコンの使い方講習なんかも時間を決めて開いたりしているようです。
それとは別に、持参パソコンを使用できる席も8つあります。電源はないので、利用するにはバッテリーを充電してきてくださいね。
また、新聞は1階にありますが、新聞縮刷版は地下1階。洋書が多いだけあって、新聞縮刷版コーナーにはThe Japan Timesの縮刷版も置いてありました。
この図書館には、1階の地下への階段脇に交換本コーナー(利用者が不要本を授受できる)があるのですが、それ以外にも図書館の不要蔵書を利用者に譲るリサイクルイベントをやっています。ホームページや館内で告知しますので、ぜひ行ってみてください。整理券が用意されるような、かなり混雑するイベントですので覚悟してくださいね。
また、この図書館には資料としてポスターを所蔵しているんです。地下1階の階段降りて正面、検索機が並んでいるところの左に「ポスター」と書いてある棚がありまして。ん?と思って見てみると、パネルに入ったポスターがずらっと並んでいます。しかも裏にはバーコードや、バーコード管理以前の名残として貸出期限日の判子を押す紙が貼ってある。
職員さんに聞いてみたら、確かに借りられるとのこと。その後、館内を周っていたら、カウンター前の柱にも「借りられますよ」って書いてありました。貸出の際には書籍としてカウント(各図書館ごとに5冊までの中にカウント)されるとのこと。
ポスター借りられる図書館って私が今まで訪問した限りここだけだと思います。いや、借りられるも何も、ポスターを資料として所蔵している図書館がここだけか。持って帰るのが大変そうなので気軽には借りられませんが、館内で見るだけでもぜひどうぞ。
さて、中央図書館で私が気に入っているのが、「ざ・ちゅうおう ぷれす」という中央図書館が3,7,11月と、4ヶ月に1回発行している小冊子。新刊図書案内だけでなく、リファレンスの実例なんかも載っていて、『こんな質問もあるんだ』なんてものがあって面白いのです。「〜というストーリーの児童書があったはずなんだけど。。。」なんてリファレンスにもちゃんと該当図書を見つけてるんですね。すごい!地域の案内なんかも面白いですよ。世田谷区の美術館や博物館が紹介されています。
ただ、この「ちゅうおうぷれす」、最近ちょっと面白くないんですよね(笑)。ご担当者さんが変わってからかな、文章がいかにもお知らせ的というか、丁寧だけどあまりご自分の言葉で書いてない文章で。中央図書館発行の広報誌ということでいろいろ気遣いもあるのでしょうが、ぜひ昔の号のような「図書館のあれやこれやを紹介したい!」という熱さが復活することを期待しています。

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