大田区立六郷図書館 訪問記
last visit:2007/12/2
六郷図書館の最寄り駅は六郷土手駅、すぐそばを流れる多摩川を越えれば川崎市という場所です。駅から川崎とは逆方向に戻る形で歩いていく場所に六郷図書館があります。せっかくなので多摩川土手を歩いて行ったのですが、この辺は土手から川面が見えないくらい河川敷がとても広いんですね。水の見える景色を想像してたのでその点ではちょっと残念でしたが、野球場がいくつもあるので休日は野球場を利用する人たちでにぎわっています。天気がよければ、ここの芝生で読書しても気分よさそう。
六郷図書館は六郷土手駅から関西ペイントの工場を越えた辺りにあります。隣に公園がある建物の1,2階が六郷保育園で、3〜5階が六郷図書館です。3階がカウンター、児童コーナー、CD・カセット、一般書架。4階が書庫と新聞・雑誌コーナー。5階が読書室と学習室となっています。
入口入ってすぐ左手にリサイクル本コーナーがあります。1人10冊まで図書館で除籍した本をもらえます。目立つところにあるから、いい本はすぐに誰かが貰ってしまいそうですね。
リサイクル本コーナーがある辺りから、更に入っていった右手には雑誌が置いてあります。奥にある児童コーナーの手前ということで、ここにあるのは家事関連の雑誌ですね。それ以外の雑誌は4階の雑誌コーナーにあります。
児童コーナーには、天井からイラスト入りの図書分類番号が吊り下げられていて、大人にも分類番号を覚えるのに役立ちそうです。490の「からだ」だったら、キリンが身長測定しているイラストとか。289が「でんき」でベートーベンっぽいイラストが描いてあって、私は「でんき」を「電気」と取り、『エジソンってこんな髪型だったっけ?』と思ったんですね。よく考えたら、「でんき」は「伝記」でした(笑)。
外国語絵本も児童コーナーに120冊ほどありますね。ほとんどが英語ですが、それ以外の言語もほんの少しありました。漫画は児童コーナーと一般書架の両方に置かれています。
カウンターの正面、CD棚の右上には鳥を模した凧が展示してあります。そばにあった説明によると「六郷トンビ凧(羽切トンビ)」なのだとか。
約200年の昔から六郷のと特産でした。言い伝えによれば、スズメが田を荒らすのでこのトンビ凧をあげたところスズメが来なくなったということです。ということは、人が糸を持ってあげるというより、どこかに結びっぱなしにしてたのでしょうか。左右の羽の部分が丸くなって空気を受け止めるようになっているので、上がりやすそうです。
一般書架は席がほとんどなくて、本がずらりという感じ。書架の入口左には新着本コーナーと特集コーナーがあり、そんなに広いスペースではないのですが、背の低い本を手前に、高い本を奥に置いたりして、限られたスペースの使い方が上手いと思いました。そういうことのお得意な職員さんがいるのかな。
4階は新聞・雑誌コーナーと書庫があり、それぞれあがる階段が別々なんですね。たぶん、4階の書庫は元々閉架だったのを利用者も入れるようにしたのではないでしょうか。3階の書架に4階の書庫へ上がれる階段があり、書庫の入口には「おおむね10年以上昔の本が保存されています」とあります。全集や複数所蔵している人気本の2冊目以上のものも置いてあるようですね。地域資料もこの書庫にあります。
この書庫はちょっとワクワクしますね。大田図書館も閉架っぽいエリアを一般に開放(カウンターに申し出て、手荷物をロッカーに預ける必要があります)していますが、そのミニ版という感じ。六郷図書館の方はカウンターに申し出る必要がなく、自由に入れます。
新聞・雑誌コーナーにあがる階段は、書架手前を左に曲がったところにあります。5階へはこの新聞・雑誌コーナーの方からでないと上がれません。新聞・雑誌コーナーには自販機もあって、壁際の机席が飲食コーナーということになっているのかな。そんなに明確に閲覧席と飲食席を分けていないのかもしれませんが。飲食コーナーの机席のうち2席では持参PCを利用することができます。
5階には学習室と読書室があり、どちらも広いです。他の図書館と比べて、蔵書量に対する座席数の割合がすごく高い気がしますね。場所からしても地元の人しかそんなに利用しないだろうし、座席が空いている率は高いかも。
六郷図書館の面白いところはやはり4階の書庫だと思います。開架が2フロアあるところ、分類番号通りに並べて、半分を3階、もう半分を4階するのが普通だと思うのですが、よく利用される資料を3階に、利用の少ない資料を4階にするというのが特徴的。利用者も、何かのジャンルについて新しい情報だけ調べたい場合は3階を利用して、もっと深く調べたい場合は4階も見るとか使い分けできますし。
今自分が求めている本は何かをしっかり考えて、この2フロアの書架をうまく利用しましょうね!

六郷図書館

