中野区立野方図書館 訪問記
last visit:2006/9/27
野方図書館は西武新宿線野方駅から少し歩いたところにあります。駅の改札から見ると、環七を越えつつ高円寺方面に進んだところに位置していますね。ここは3階建ての建物なんですけど、おそらく結構古くからある図書館なんじゃないかな、今時の図書館ではない施設というか、総合学習施設(但し今時のではない)という感じで面白いです。
まず入口を入ると、右に「会議室」、左に「図書館」と書かれているんですね。図書館の方は、左から2階へあがったところにあります。で、右はロビーのような空間になっています。
このロビーは、テーブルや椅子があり、自由に座れます。会議室もここから2階にあがったところにあるようで、1階は完全にロビーですね。ロビーにはラジオ(たぶんFM?)が流れています。ロビー空間のみといえども、図書館内でラジオが流れているところなんて私は初めてです。これだけでもちょっとそんじょそこらの図書館と違うでしょ。
図書館っぽくないけど図書館の中の一画であることには変わりなく、リサイクル本コーナーはこのロビーにありますね。また、パソコン専用席もここにあります。2席あって電源も使えますよ。
それでは、ロビーを出て入口左の階段から図書館の方へ。階段を上がって、左に児童室、右に雑誌コーナー。雑誌コーナーを越えた部屋が一般書架の部屋となっています。カウンターもこの部屋の中ですね。
そして、カウンターの裏に、元閉架の空間だったと思われる現開架の空間があります。この元閉架っぽい空間が2層になっているので、ここの上層が建物の3階にあたる形になっています。
図書館としては、大きくもなく小さくもなく、平均的な地域館規模といったところでしょうか。
本のほかにはCDも所蔵していて、カウンターの脇にジャケットのみがクリアケースに入れられて整然と並べられています。
棚は、元閉架っぽい空間の方に面白そうな本が並んでいましたね。カウンターの前にある書架が小説中心の棚で、元閉架っぽい空間の方が社会科学等の小説でない本中心となっているのですが、古い本から最近の本までいろいろあって面白いですね。
私が書店でなく図書館の棚を見て面白く感じることの一つは、最近の本ばかりではなく、古い本と新しい本が混ざって並んでいる点なんですよね。そういった面白さがじっくり味わえます。
でね、これで一通り図書館内を巡ったなあと思っていたのですが、1階から2階への階段の踊り場に「閲覧室は正面入口左側にあります。」って書いてあるのですよ。ん??と思って、1階に下りても、図書館への階段を上がる手前左には図書館の事務室とお手洗いしかないし、閲覧室ってどこ??とうろうろして、もしやと思って入口を出て建物の外に行ってみたら、、、
この図書館への入口とは別に入口があって、そこに閲覧室がありました!
外から見ると、建物中央に図書館及び会議室への入口があるのですが、その左に閲覧室だけのための出入り口があるんですね。入ってみると、机席が44席並ぶ部屋となっていました。
これってかなり珍しい構造ですよね。この場所で図書館の本を閲覧してもらうには、貸出手続してから持っていく仕組みにでもしないと、閲覧するんだか無断持出だか区別できないし。貸出不可の資料とかもどうするんだろう、とかちょっと気になっちゃう。
でも、見た感じ、実際は学習室と化している感じなんですよね。だから私が心配しているようなことは実際には起こらないのかも。2階の書架の中にもいくつか閲覧席がありますしね。
そういうわけなので、勉強したい人などは2階より上の図書館には全く立ち寄らず、直接閲覧室に行って勉強して、休憩したくなったらロビーに行って、で1日中過ごせそう。中野区立図書館って、以前中央図書館に自習していいか聞いたときにダメって言われたから、野方図書館も少なくとも建前上はそうなのではないかと思うのですが、この構造だと逆に図書館の本を閲覧する人はこちらの閲覧室を利用しない方が管理上よさそうだもんなあ(笑)。
と、そんな構造が、図書館というより学習施設風な雰囲気を醸し出しているんですよね。これが結構居心地いいので、野方図書館にはぜひこのままでいて欲しいです。

野方図書館

