北区立東田端図書館 訪問記
last visit:2005/11/29
田端駅からちょっと歩いたところにあります。駅から図書館への道のりは、数々の交通網をかいくぐっていく感じ。北口改札を出た後、まず最初に山手線・京浜東北線の線路上の橋を渡ります。その後、高架の車道の下をくぐり、滝野川第四小学校の前を歩いた後は、宇都宮線・高崎線を渡ります。
この宇都宮線・高崎線は、どっちが何だかよくわからないのだけど、高架と平地の両方ともを線路が走っていて、踏み切り直後に高架線をくぐって、また踏み切り。とにかく線路だらけです。
東田端図書館は、そんな感じで進んでいったところにある図書館。隣接しているマンションと建物としてつながっているのかな?マンションの裏側の1階部分が図書館になっているような感じです。
ここは北区の図書館の中で一番面積が狭いようですね。確かに席も、雑誌の椅子席14席と机席が2席だけ。机席には、閲覧席が少ないので閲覧利用は1時間以内にしてください、との注意書きがあります。
入り口を入ると、右にカウンター。左にCD、新聞・雑誌コーナーと一般書架。奥に児童コーナーがあります。
小さいながらも、蔵書はなかなか充実していますよ。大田区の図書館なんかも同じ印象をうけるのですが、一般図書があらゆるジャンル満遍なくある印象を受けます。
選書のセンスがいいのでしょうかね。手抜きがないというか、バランスがいいというか、どのジャンルも見ていると読みたくなってきます。
小説も、文庫本の比率を高くして、狭い図書館ながらも蔵書数が少なくならないよう工夫しているようです。
でも単行本の棚も、見出しが著者の頭文字ごとに色分けされていて見やすい。それに見出し文字が筆文字ってのも何だかいいですね。
さすがに見出しなので行書体などの崩れた文字ではなく、ただの筆文字ですが、主な作家には個別の見出し、それ以外の作家は「アの雑」「イの雑」等の見出しのところに入っています。「ア その他」じゃなくて「雑」ってのがこれまたいいですな。
また、この図書館の地域資料コーナーはすごく見やすかったですね。「北区の遺跡」などジャンル分けもしてあるほど、資料数も結構ありますし、薄い資料にも独自のラベルをつけて見やすくしています。
このコーナーの中に、実業之日本社のJ-novelという雑誌の2003〜2005年の4月号だけが置いてあり、どういうことかと思ったら、北区内田康夫ミステリー文学賞受賞作品がこの雑誌に掲載されているんですね。
北区内田康夫ミステリー文学賞の公式ホームページによると、内田康夫氏は北区西ヶ原出身で、北区アンバサダー(大使)なのだとか。北区でこんな賞を主催していたとは、知りませんでした。
全体的に、充実した資料がコンパクトに詰まっている図書館という感じです。読書をしに来るには閲覧席が少ないですが、特に目当てがなく棚を物色しに来ても、読みたい本が見つかるかもしれませんよ。

東田端図書館

