江戸川区立松江図書館 訪問記
last visit:2008/4/29
松江図書館は都営新宿線の船堀駅と一之江駅の真ん中北寄りの位置にあるのですが、どちらから行っても歩きでは20分強かかるかな。松江通りという商店街を少しそれた場所にあって、ちゃんと松江通りの曲がるべきところで看板が出ているので、それを頼りに行けばわかると思います。松江図書館は昔はところどころに凝った内装をしてあるレトロな雰囲気の図書館だったのですが(昔の様子は旧松江図書館訪問記をどうぞ)、2006年中頃から2008年初めの間に建て替えられ、今は松江区民プラザという建物の1階が松江図書館、2,3階がコミュニティ会館という複合施設になっています。建て替え前の松江図書館が建物としては複雑で面白かったのに対し、デザイン的には面白味のない建物になってしまったのは残念。でも、太陽光発電・雨水利用など旧松江図書館にはない環境配慮をしているそうですよ。
建替後の松江図書館はワンフロアに整理されたので、本は以前より探しやすくなったかな。建替前は1,2階ともいくつもの部屋に分かれている図書館だったので(だからこその面白味もあったけど)。ただ、ワンフロアになった分、総面積は以前より減っている気がします。
まあ、建替前との比較はこれくらいにして、今の松江図書館の話をしましょう。松江区民プラザ入口を入ると、すぐ正面に松江図書館へのゲートがあります。そこを入ると、左に児童コーナー、右やや進んだところにカウンター、その先にCDコーナー、更に奥にかけて一般書架が並んでいます。一般書架の右、カウンターの奥が新聞・雑誌コーナーで、その奥に辞書類の棚があります。
児童コーナーと一般書架は壁で仕切られていたりせず開放的。カーペットが児童コーナーはピンク、一般書架は緑と分けられているので、それが何となく区切りになっています。ちなみの棚の見出しも床に合わせて、児童コーナーがピンク、一般書架が緑ですね。といっても、CDの棚が緑カーペットのところでCD試聴機がピンクカーペットのところだったり、誰もが使うICタグ自動貸出機がピンクのところにあったり、厳密にエリア分けしているわけではないんですね。
でも、こういう垣根のない図書館の方が、児童コーナーを別室にして17時で閉めちゃうような図書館(こういう図書館は今でも結構あります)より絶対いい!大人だって絵本や児童書を読む人少なくないんですよね。図書館がそういう読書の機会を奪うような作りにはなって欲しくないです。
児童コーナーは、手前に絵本などの入った背の低い棚、壁沿いに高学年向けの本が並ぶ背の高い棚があり、左方に靴を脱いで座って本を読めるコルク床のコーナーがあります。靴脱ぎコーナーには絵本の他に紙芝居や布の絵本、点字の絵本もありました。
また、児童向けにはカウンターに「どくしょのきろく」という配布物が置いてあって、読んだ本のタイトルと日付を書いて、読み終わったら図書館に置いてあるスタンプを押せるようになっています。単純な読書記録ですが、スタンプが増えていくのは嬉しいし、いつ何を読んだかは後々見ても面白いですよね。松江図書館をご利用のお子さんは、ぜひ記録してみてはいかがでしょう。
一般書架の方は、本棚が2列に並んでいるというシンプルな構造。棚と棚の間は少し狭いかな。文庫本は一番奥の壁沿いの棚で、かなり上の段まで使っています。本のある一番上の棚は、163cmの私が背伸びすれば取れないことはないくらいの高さ。上段の本は職員さんに取るよう声を掛けてくださいと書いてあるので、遠慮なく頼みましょう(笑)。踏み台もあるので、自分でも取れますよ。
ところで、松江図書館は建替前は日本の小説の棚がとても珍しい配架になっていて、著者名の漢字で並べていたんですね。例えば、頭文字がタの著者の中では、最初に「田」で始まる著者。その後、「高」、「竹」、、、といった具合。田尾さんと高村さんと田中さんの本があったら、50音だとこの順に並びますが、旧松江図書館だと「田」に田尾さん、田中さんの本が並んで、その後に高村さんの本が置いてあったんです。
この配架を改築後も続けるのかに注目してリニューアル開館日に行ってみたのですが、残念ながらというか、案の定というか、普通に著者名の50音順になっていました。まあ実際、その方が探しやすいです(笑)。
座席は館全体で机25席、椅子6席(児童用座席を除く)なので、そんなに多くないですね。図書館自体がそんなに大きくないからこんなもんか。机席のうち辞書類のそばにある5席は、1席ごとにデスクライトがついています。この5席にはコンセントもあるので、将来的には持参PCを使えるようになったりするのかな。今はコンセントは塞がれていて使用できません。
全体的には、やっぱり建替前より小さい図書館になってしまったのが残念!でも、その分、スポーツや音楽ができる場所が新しくできたので、公共サービスとしては前より充実したと言えるのかもしれません。江戸川区では東葛西図書館に次いでICタグ自動貸出機も導入されているので、それを試しに行くのもいいのではないでしょうか。

松江図書館

