江戸川区立東葛西図書館 訪問記
last visit:2008/6/7
東葛西図書館は最寄り駅の葛西駅からも結構歩きます。駅から環七を葛西臨海公園方面へ進み、途中で新田仲町通りに左折。歩きだと結構きついかもしれません。途中、一見更地っぽい土地が続いていて、住宅用の売地なのかなと思いきや、畝になっていたので畑かな。それとも元畑で別の用途に変えようとしているのかも。東葛西図書館には3階ほど行ったことがあるのですが、少しずつ住宅が増えている感じがします。
東葛西図書館は東葛西コミュニティ会館の1,2階。1階が児童コーナー、CD・DVD、新聞・雑誌コーナー。2階が一般書架となっています。カウンターは1階にも2階にもあり、どちらでも貸出・返却できます。
1階は大部分が児童コーナーなので、飾りつけなどいろいろあって賑やかです。北側の角には靴を脱いで上がれるコーナーがあって、床にはミッフィーのイラストが描かれていますね。このコーナーの壁には「なんのおはなし?」という手作りの壁掛けが掛けられていて、一寸法師やかぐや姫の1シーンがアップリケになっています。全部で6シーンあるので、お子さんと一緒に行ったときは、6シーン全て何の話かわかるかどうかぜひ見てみてくださいね。
東葛西図書館では、児童向けにひがぴーとひがろうというオリジナルキャラクターがいて、図書館に設置してあるポストにひがぴー・ひがろうへのお便りを出すと、児童向け図書館だよりで返事をしてくれます。縁あって東葛西図書館の職員さんから名刺をいただいたのですが、名刺にもひがぴーとひがろうのイラストが入っているんですよ。図書館のキャラクターらしく、ちゃんと本を抱えている可愛いひよこ達です。
ひがぴー・ひがろうへのポストの隣には、かわいいハンコがたくさん置いてあり、これは「どくしょのきろく」という児童用の冊子に本を1冊読むごとに押していくハンコですね。「どくしょのきろく」は松江図書館でも見たのですが、東葛西図書館はスタンプの数がめちゃくちゃ多いです。たくさん押したくても、1冊につき1スタンプのルールは守ってくださいね(笑)。
東葛西図書館の1階部分は、東葛西コミュニティ会館と壁で区切られていない(柵で区切られている)ので、東葛西コミュニティ会館でのおしゃべりが聞こえてきたりするんですよね。1階は少々にぎやかな空間、2階は静かな空間。こうやって分かれていると、静かに読書したい人は2階に行けばいいし、1階でなら子供が音読したりもできるし、いいですね。
CDは視聴機もありますし、DVDも結構あります。貸出中のDVDも棚にはケースが残っているのでどんなDVDを所蔵しているのかはこの棚を見ればわかります。貸出中のものには「貸出中」と赤字で書かれた札がつけてあります。CDは落語の全集が結構充実していて、「円(圓)生百席」「桂三枝大全集」などがたぶん全巻揃っています。
東葛西図書館は2005年9月19日オープンで、私もオープン初日に行ってきたのですが、雑誌は開館初日でもちゃんとバックナンバーを用意してあるんですね。週刊誌も月刊誌も6冊分程度のバックナンバーがありました。
2階の一般書架は、全体的に棚と棚の間も広く、ゆったりしています。乳母車でお子さんを連れてきた方がいたのですが、全然余裕で書棚の間を行き来できますね。新しい図書館はこういう点はちゃんと考えています。
2階のカウンター向かって右の新書コーナーには「新書マークをはじめました」という掲示があり、新刊本の背(書棚から見えるタイトル部分)の下の方に、例えば12月の新刊本なら「NEW 12」というシールが貼ってあるとのこと。5月12日に行ったときに棚全体をみたら、「NEW 2」「NEW 3」「NEW 4」の3種類を発見したので、過去3ヶ月分くらいの新刊に貼るという運用のようです。新書は最近、そのときどきに話題のテーマの概要をさっと発行する形態として使われているので、このシールがあるものを読んでいくと、時事的なテーマに詳しい人になれそうですね。
個人的には、東葛西図書館が発行している「東葛西PRESS」が非常に気に入っています。図書館だよりは定期的に発行している図書館がほとんどですが、こちらの「東葛西PRESS」は不定期刊という珍しい図書館だより。中身も図書館行事のお知らせなどは全くなく、本を読む楽しみを有志が好きに書いているみたいな発行物で、読み物としてとても面白いです。実は私も第8号で登場しています(笑)。1階と2階を結ぶ階段の踊り場には「東葛西PRESS」の最新号を拡大したものも貼ってあるので、東葛西図書館をご利用の方はぜひ読んでみてください。
さて、東葛西図書館の一番の特徴は、ICタグによる自動貸出機を23区立図書館で初めて導入した図書館だということです。今は、同じ江戸川区の松江図書館、豊島区立中央図書館、港区立赤坂図書館にも導入されましたが、23区初のICタグ自動貸出機導入は東葛西図書館なんです。
手順としては、まず最初に機械で自分の図書館カードを読み込ませます。これは従来通りバーコードの読み取りです。
次に所定の位置に借りたい本を置きます。複数借りたい場合は、重ねておけばOK。そして貸出機の画面上の「貸出」ボタンを押すと、置かれた本のICタグを一気に読み取ります。私は1冊しか借りなかったのですが、他の方が8冊借りようとしているところをちょっと覗かせてもらったところ、ちゃんと8冊読み込んでいました。
で、ちゃんと読み込まれたか確認して「OK」ボタンを押すと、レシートが出てきて終了。ICタグの活用は、テレビのニュースなどで見たり、展示会で見たことはあっても、実際に稼動しているものを利用したのは私にとっても東葛西図書館の自動貸出機が初めてだったので、おぉ〜と思っちゃいました。
今のところ、ICタグ自動貸出機で貸し出しできるのは図書だけで、CDやDVDはカウンターで借りる必要があります。ただこれは、CD・DVD本体が盗難防止のために開架ではなくカウンター奥に置いてあるというだけで、手続きとしてはCD・DVDもICタグでの貸出管理ですね。試しに借りてみると、カウンターの端末前のボードに職員さんがCD・DVDを置くたびに貸出手続きされる様子を見ることができますよ。借りたものをみると、CD・DVDケースの方にICタグが貼られているようです。
でも、こうして貸出手続きも職員さんなしでできちゃうと、職員さんにはレファレンスなどもっとレベルの高いことやってもらわないといけませんよね。あ、そうか、よかったら「東葛西PRESS」の発行頻度を上げてください(笑)!

東葛西図書館

