東京図書館制覇!本文へジャンプ 東京23区の区立図書館246館を全て制覇(訪問)しました!
これからしばらくは古い情報を確認しなおして最新情報に更新していきます。
その後、都立図書館→国立国会図書館と制覇していきたいと思います
東京図書館訪問記千代田区
 千代田図書館

千代田区立千代田図書館 訪問記

last visit:2008/7/22
千代田図書館は九段下駅から皇居のお堀に沿って内堀通りを竹橋方面に歩いたところ、千代田区役所の9,10階にあります。

千代田図書館は2007年3月11日まで、今の場所の道路を挟んだ対面のやや九段下交差点寄り、九段会館の隣にありました。その場所に、千代田区役所と同じ建物入口違いという形で建っていたのですが、千代田区役所が新庁舎に移転するのと一緒にお引越しすることになり、2007年5月7日に今の場所へ移転しました。

9,10階へは階段でいけないとのことで、エレベータに乗らなくてはいけません。オープン当初は特に昼時、エレベータの前が長蛇の列だった(昼休みをとる区職員も利用するので)のですが、今は4台あるエレベータのうち一番手前が9,10階専用となっています。本当は健康や省エネのために、階段を自由に使っていいようにした方がいいと思うのですが。

カウンターのある9階で降りると、エレベーターフロアが図書館全体の中央からやや外れたあたり。つまり、エレベーターホールの周囲に図書館フロアがぐるりとある状態です。

エレベーターホールを左に行くと貸出・返却カウンターがあり、カウンターの右にカセット・CD・ビデオ・DVD、カウンターの正面仕切り沿いと向かって左にネット閲覧PC、その奥には大型タッチパネルで千代田区の案内が表示される画面が置いてあります。そのさらに左は、参考図書・地域資料・ビジネス関連本など。
また、エレベーターホールを右に行くと、コンシェルジュのいるカウンターがあります。これは、レファレンスカウンターではなく、図書館という施設や千代田区を案内してくれるコンシェルジュのようです。コンシェルジュカウンターの左に新聞・雑誌コーナーと文庫・新書。コンシェルジュカウンターの右には一般書架が並んでいます。
エレベーターホールの隣には、ネット閲覧PCの並びの延長線上にAV試聴機も並んでいますね。カウンター向かって左にはリサイクル本コーナーも設置されています。

カウンター向かって左、円状の本棚の内側にパソコンが点在している「情報探索コーナー」は、オープン当初「新書マップコーナー」としてマスコミにもよく取り上げられたエリアですが、現在は普通のネット閲覧PCやオンラインデータベース専用PCが並んでいます。ただ、3台ある情報ポータルサイト用PCは新書マップコーナーの名残と言えますね。

この新書マップコーナーは、たぶん新書マップを活用してくれる利用者がほとんどいなくて、実質ただのネット閲覧PCとして使われていたので廃止してしまったのだと思うのですが、私個人の意見では新書マップコーナーが活用されなかったのは、新書マップというアイデアが悪かったわけではなく、新書マップ用の新書を貸出不可にしたことが悪いと思うので、ここの新書を貸出可にして(今は新書マップ用PCがないので、貸出不可のままにするのは全くの無駄ですし)、1台だけでも新書マップ用PCを置けばいいのにと思います。

また、「情報探索コーナー」には千代田Web図書館のデモ機が1台あります。千代田Web図書館とは、ネット上から電子図書を貸出・返却できるサービスで、今のところ千代田区在住・在勤・在学の人のみが利用できるようになっています。

私もデモ機を使ってみましたが、このWeb図書館では「XMLタイプ」「PDFタイプ」「Flashタイプ」の3種類の電子図書を扱っていて、それらのファイルをダウンロードして利用するのではなく、WBOOKというソフトで千代田区立図書館のサーバ内のファイルを見るという形のようです(キャッシュには保存していると思うけど)。

電子図書を見る前にまず貸出処理が必要です。カテゴリー別のリストやタイトル・著者・出版社での検索で読みたい電子図書が見つかったら、その図書の「貸出」ボタンを押します。ログインしている状態ならそれで貸出処理が終了。あ、図書を探すだけなら、ログインしていなくても千代田Web図書館のページからできますよ。

貸出した本を読みたいときは、千代田Web図書館内の「マイライブラリ」ページにアクセス。すると、自分が貸出している本が一覧表示されています。読みたい本の「読む」ボタンをクリックすると、Wbookが立ち上がり、その本が開きます。読むの自体は、eBookを読める他のソフトとそんなに変わらないですね。文字の大きさを変えられたり、付箋をつけたりもできます。でも、これはこのサービスというより電子図書に関する個人的感想ですが、本が寝転がったりしながら読めるのに対し、パソコンでしか見られない電子図書はちょっと疲れますね。一般の書籍が発行されていなくて、電子図書でしか読めないものがあったら利用するかもしれないけど、そうでなかったら書籍で読みたい。

一度に貸出できるのは5冊14日間までなのだそうです(他の人の予約がなければ1回のみ1週間延長可能)。返却したくなったら「マイライブラリ」ページにある一覧の該当図書の「返却」ボタンを押せば返却終了。延長も「延長」ボタンをクリックでできるようです。

これら設置されているPCとは別に、持参PCを利用することができ、キャレル席(窓際の個人ブース席)では有線LANによるネット接続、調査研究ゾーン(新書マップ等や地域資料の棚があるエリアの閲覧席)では無線LANによるネット接続ができます。無線LANの方は時間制限等はないですが、キャレル席はこの席の利用自体が1日1回2時間制となっています。

AV視聴機では、CD・ビデオ・DVDの試聴ができて(機械自体はVCDも試聴できる機械でしたが、たぶんVCDは所蔵していないと思う)、DVDやビデオは1日1人1点までとのこと。CDの試聴は90分までとなっています。

さて、場所を移して、新書マップコーナーから更に奥に行った、レファレンスカウンターの前の棚には、古本屋さんの所蔵品や千代田区立図書館所蔵の古い資料がガラスケースに入れて展示されています。ここは常設展示ではなく、企画をその都度変更して展示しているので、興味のある方は定期にチェックしてみてはいかがでしょうか。

図書館を通じて紹介といえば、千代田図書館では図書館で閲覧して購入したいと思った本や、図書館になくて購入したいと思った本の購入の手伝いもしているそうです。今(2007/8/27現在)の時点での提携書店は書泉グランデのみ。神保町駅の近くの書店ですね。でも、購入者が自分で書泉グランデまで行かないといけないので、千代田図書館を通じて購入しなくても、自分が普段利用している書店で買った方がいい気がします。

その隣のビジネス関連図書は、全て禁貸出。流行を追うわけではないけど、基本を押さえているというわけでもないような、微妙なラインナップの本が揃っています。せっかく貸出で抜けている心配がない棚にするんだったら、ここに来れば会社を興して破産するまでの全ての手続きがわかるくらいにしてくれるといいと思います。

また、カセット・CD・ビデオ・DVDがあるエリアから文庫・新書のエリアをつなぐあたりは展示本コーナーとなっています。出版PR誌や古書販売目録の展示はたぶん常設なのかな。千代田区は古書店の多い神保町があったりするので、図書館も古書店と連携した事業をいろいろ考えているようです。

コンシェルジュカウンターがある方の一般書架は棚が低く、車椅子の方にも手が届く高さ。都内の図書館ではこの千代田図書館は早く導入した方だと思うのですが、最近できた図書館はそのような配慮をしているところも珍しくなくなりました。ただ、その配慮をするなら、エレベータの数の少なさなど、図書館にたどり着くまでの不便さの方にももっと配慮して欲しい気もします。

10階へは階段でも、エレベーターでも行くことができますね。階段を上がったあたりの壁は、障子のように格子状になっているところに漉き絵が貼られています。これは区内の小学校で好きなものを和紙に漉きこむというワークショップを行ったときの作品とのこと。見ると、顔は豚っぽいけど、身体つきから察するにドラえもんの絵があったり、楽しいです(笑)。

そこを折り返すと児童コーナー。児童コーナーにも貸出・返却カウンターがあります。奥には絵本の部屋があり、靴を脱いで上がれるスペースがとっても広いです。私が行ったときも2組くらい親子がいて、広いスペースを贅沢に使っていましたよ。

千代田図書館でちょっと思うのは、現場の職員さんとその上の人との疎通があまりできていないのではないかなと。2007年11月から千代田Web図書館という電子図書をインターネット上で貸出・返却するサービスを行っている(2008年3月までは千代田区内在住者限定の試用期間)のですが、そのことを職員さんに聞いてみてもイマイチわかっていない風だったり。。。

でも、従来の図書館の枠からはなかなか取り入れにくいだろう「新書マップコーナー」を導入した試みは面白いと思います。それに、2007年の夏からペットボトル等の蓋のしまる容器なら飲料も持ち込み可能にしているんですね。2007年の夏は猛暑で、とにかく熱射病対策で水分摂取が叫ばれていた年なのですが、そういうのにいち早く対応するところはさすがと思う。利用者の皆さん、せっかくのこうした対応を無駄にすることのないように、図書館の資料に水滴がつかないようにする工夫をして水分補給しましょう。

更に22時まで開館しているのも嬉しい。これまでの東京23区では、中目黒図書館の21:45が一番遅くまで開館しているところでしたから、これで千代田図書館が23区で一番遅くまで開館している区立図書館になりますもん。

それに、何と12月31日も開館するようです。23区内では12月31日も開館する唯一の図書館ですね。毎年1月3日には台東区立中央図書館が開館していますので、これで私の年末年始の図書館巡りの休みは2日のみとなりました(笑)。で、実際2007年12月31日に行ったら、ものすごく混んでいましたよ。図書館で席を確保できなくて、千代田区役所1階のロビーで勉強している人もいましたから(苦笑)。席を確保したかったら、気合入れて早く行ってください!

さて、これから千代田図書館はどこに行くのか。新しい試みを押し付けるのではなく、きちんと利用者の方を向いて、この場所ならではの図書館になってほしいと思います。

千代田区立千代田図書館 特集・行事・その他訪問記

 新書マップコーナー
オープン当初は鳴り物入りで宣伝していた新書マップコーナー、今はなくなってしまいました。訪問記からすっかり削除するのももったいないので、存在していた頃の訪問記をこちらに移しました。

千代田区立千代田図書館 データ

住所東京都千代田区九段南1-2-1 千代田区役所9,10階 
Tel03-5211-4289・4290
最寄り駅東京メトロ東西線半蔵門線都営新宿線 九段下駅より徒歩4分
東京メトロ東西線 竹橋駅より徒歩8分
東京メトロ半蔵門線都営新宿線 神保町駅より徒歩9分
都営三田線 神保町駅より徒歩11分
開館時間
月〜金曜10:00〜22:00
土曜10:00〜19:00
日曜・祝日・12/29〜3010:00〜17:00
※7,8月は日曜・祝日も10:00〜19:00
定休日第4日曜
1月1日〜1月3日
外国語蔵書
英語英語絵本中国語ハングルその他言語
ありありありあり独・仏語あり
所蔵物
漫画カセットCDビデオDVD
ありありありありあり
座席数 167席
9階雑誌・新聞コーナー(椅子)32席
雑誌・新聞コーナー(机)1席
椅子席24席
キャレル席(1人1日2時間までの大学生・専門学校生・社会人専用席 机)16席
千代田区民優先席(机)12席
机席82席
検索用端末4台(9階 キー入力機2台、タッチパネル入力機1台。10階 タッチパネル入力機1台)
検索結果印刷機能あり
AV試聴CD・ビデオ・DVD試聴機 個人用7台、グループ用(4席)1台あり(CDは90分まで。ビデオ・DVDは1人1日1点まで)
パソコン利用ネット閲覧PC8台あり(1日1回60分。待っている人がいない場合、1回30分に限り延長可能)
オンラインデータベース専用PC2台あり
情報探索ポータルサイト用PC3台あり
千代田Web図書館デモ機1台あり
窓際のキャレル席(16席)と一般席(66席)で持参PC利用可能(電源あり)
キャレル席では有線LAN、一般席では無線LANが利用できます。
本のリサイクル除籍蔵書や古本を提供するコーナーを常設で設置
駐輪場千代田区役所南東側に駐輪場あり

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