文京区立本郷図書館 訪問記
last visit:2006/6/1
千駄木駅を降り、団子坂を上がって右に曲がると、文京区の汐見地域センターがあります。その1階と地下1階が本郷図書館です。地域センターの建物を入ったらもうそこは本郷図書館です。この汐見地域センターのメインは本郷図書館と言っていいですね。2階に上がっていけば、図書館以外の施設があります。
図書館の中の配置は、1階がカウンターとCD、雑誌・新聞コーナー、児童コーナー、家事関連本、地域資料。その他の一般書架やネット閲覧パソコンが地下1階となっています。
1階のCDの棚の脇を見るとCD試聴については準備中なのでお待ちくださいとの掲示がありますね。台を見た感じ、1台設置する予定なのかな。
児童コーナーは1階奥にあり、パディントンのぬいぐるみが迎えてくれます。奥の方には幼児が座れるコーナーもありました。
また、入り口正面の階段の左には、土器や食器が展示されています。というのも、この汐見地域センターの建っている場所、建てようとしたら遺跡が出てきたそうです。
展示によると、千駄木三丁目南遺跡としてちゃんと調査して、「縄文時代・弥生時代及び江戸時代の遺構と遺物が確認できました」とのこと。なので、縄文・弥生の土器から始まって、奈良・平安の遺物、はたまた江戸や明治の陶器という、多岐に渡った展示物が並んでいます。これらが一所から出てきているというのが、何だか面白いですね。
書架は地下の方が断然広いです。ジュニアコーナーなんかもありますね。
ジュニアコーナーのそばには特集コーナーがあり、2006年4月に行ったときの特集は「文京ゆかりの4月生まれの文人」で佐藤春夫と小川未明、6月に行ったときには「文京ゆかりの4月生まれの作家たち」で巌谷小波、窪田空穂、小泉八雲。さては1年はこのネタで行くつもりですね(笑)。
地下1階のレファレンスカウンターの横にはネット閲覧PCが2台置いてあります。1回30分(待っている人がいなければ1回延長可能)の利用となっています。申込書を書いて利用しようとすると、まず電源が立ち上がっていない。ここは利用者が電源を入れるところからスタートし、利用後も利用者が電源を落とすんですね。ここのネットもさくさく動いて気持ちがいい。普段は慣れているから何とも思わないけど、やっぱり我が家の『集合住宅でのADSL』という環境はここまでさくさくではないんだなぁ。
また、この図書館では、貸出・返却手続きは1階のカウンターで行うのですが、新しく図書館カードを作る手続きは地下1階で行うんですよね。カードを作るってことは借りるということでしょうから、別々のカウンターで行うのはちょっと不便なような気も。
でも、レファレンスカウンターってどこの図書館でも暇そうにしていることが多いので、レファレンス以外にそのカウンターに行く用事を作って、気軽にこのカウンターに来やすくするという意味はあるかも。まぁこの辺は図書館の内部でも、司書と司書でない職員の仕事をどう分けるかとかいろいろありそうな感じですね。
地下1階の奥の棚は鴎外関連図書がずらりと並んでおり、それに続いて作家研究本や文学全集がずらりと並んでいます。この図書館は文京区立図書館の中で近代日本文学担当館ということになっているので、そういった図書は多いですね。
なぜ鴎外関連図書を揃えているかといいますと、この本郷図書館、2006年4月11日に移設オープンするまでは、団子坂をもう少し上がった左に「鴎外記念本郷図書館」という名前で開いていました。この場所が鴎外が昔住んでいた観潮楼跡なのです。それを区立図書館として利用していたんですね。
今は施設としての充実を図って図書館を移設し、観潮楼跡は現在本郷図書館鴎外記念室として、鴎外の資料を保存・展示しています。跡地といってもその一部なのでちょっと狭いですが、庭も残っているのでそちらでのんびりしながら鴎外の住んでいた頃に思いを馳せるのもよし。無料で利用できるので、本郷図書館にお越しの際にはそちらにもぜひ足を運んでくださいね。

本郷図書館

