荒川区立汐入図書サービスステーション 訪問記
last visit:2007/9/8
汐入図書サービスステーションは南千住駅の東側、隅田川にぐるっと囲まれた汐入と呼ばれる地域にあります。リバーパーク汐入という団地の中に、べるぽうと汐入というショッピングモールがあるんですね。上に住宅がある建物の1階部分にいろんなテナントが入っているようなところなんですが、そのテナントの1つとして区の図書館施設が入っているんです。これは図書館施設としては珍しい雰囲気ですね。商業スペースの真ん中辺にあるので、とても開放的なんです。長方形の敷地の2辺は壁なのですが、残りの2辺は壁がまったくありません。商業スペースを自由にウィンドウショッピングするような感覚で汐入図書サービスステーションの中に入っていけます。
広さも小さいお店1つ分といった具合なので、資料は本当に少しですね。3段の棚が3列と雑誌ラックが1つのみ。座席も椅子が8つあるだけですね。そこにカウンターと検索機も1台あります。
さながら図書館出張所といったところでしょうか。
このスペースはなかなかテナントが入らなかったところを、区が図書館施設として使うことになったそうです。日本経済新聞東京版2007年9月7日朝刊によると
べるぽうと汐入商店街振興組合の高山治男理事長は「八年程度店舗が入らなかった所にようやく決まった。商店街の活性化につながれば」と話す。区側には「図書館を新たに建設するより、費用が少なくて済む」(荒川区)との事情もある。のだそうです。8年とは長かったですね。私は初日に行って、それなりに混んでいましたが、やはり規模から言ってもめちゃくちゃ混んでいるというほどではなかったですね。でも、土曜日と言うこともあってご家族で来る人が多かったから、ほどほどの賑わいでちょうどいい感じでした。子供さんも結構自由にうろうろできて。
さて、置いている資料の内容はというと、小説に文庫、生活実用書、絵本のみ。雑誌も女性誌と料理や育児の雑誌ばかりでした。蔵書が少ないし、ショッピングモール活性化の意味も込めると、このようにジャンルを特定した方がいいんでしょうね。もちろん、カウンターで他館の資料の予約をできるので、ここにない本が読みたければ予約をすれば大丈夫。
そうそう、荒川区立図書館は本と雑誌の貸出冊数制限がなくて、読める範囲で何冊でも借りられるのですが、汐入図書サービスセンターは蔵書数が少ないので、ここの蔵書に限っては1回20冊までしか借りられないとのことです。いや、これは既定の「読める範囲で何冊でも」ってのがすごいんですが。区立図書館全体で借りられる冊数が20冊未満のところもたくさんありますしね(詳細は貸出冊数(図書)ランキングをどうぞ)。
設備的に目新しいところはないのですが、ショッピングモールの空き店舗を利用したというのは、23区内ではここだけ。たぶん全国的にも珍しいのではないでしょうか。これで図書館を利用する人も増えて、ショッピングモールも活気が増せば万々歳ですね。

汐入図書サービスステーション

