荒川区立日暮里図書館 訪問記
last visit:2006/10/28
最寄り駅は微妙な差で三河島駅ですかね。位置としては日暮里駅と三河島駅を結んだ線上にある感じで、どちらからも徒歩10分程度で行けます。ちょっと路地を入ったところにあるので、最初に行くときに見つかりにくいかも。私も初回訪問時はうろうろ探してしまいました。日暮里図書館は地下1階から2階までの建物で、1階が一般図書、地下が児童コーナー、2階が閲覧室になっています。
1階は、入口入って右側が地域コーナーに新聞・雑誌コーナー、中高生コーナー、漫画コーナー。左側は手前にカウンター、その奥にネット閲覧PCコーナーとCDコーナー、その更に奥が一般書架です。
2005年に行ったときには、地域コーナーに日暮里近辺の風景を撮った(たぶん館員さんが撮られたのではないかと思います)写真が貼ってありました。名所や公園だけでなく、武蔵川部屋とか北島康介選手の実家の北島商店もこの辺なんですね。
雑誌コーナーには女性専用席があります。ホームレス対策にこうしている(こういう席があると座りにくいらしい)図書館も多いですね。女性が得している感じでちょっと申し訳ないけれど。
漫画のコーナーには、英語のドラえもんを入荷したという掲示が貼ってありました。棚を見ると、和訳のついたスヌーピーの漫画とかもあるんですね。
ネット閲覧PCは以前はノートパソコン&無線LANしかなかったのですが、今はデスクトップPCも用意されています。私もデスクトップの方が使いやすいし、たぶん皆さん自宅等で使い慣れている方がいいだろうから、ノートPCもデスクトップPCもあるというのはいいですね。荒川区立図書館は全図書館で両者を用意してくれてるんですよ。
奥の一般図書の特徴は、何と言っても外国語図書。都内には外国語図書を多く揃えている図書館がたくさんありますが、その外国語はやはり英語が中心。しかし日暮里図書館は圧倒的にハングルの本が多いんですね。その割合なんと、外国語図書の約90%がハングルです。ハングルの雑誌ももちろんあるし(雑誌コーナーではなく、外国語図書の棚にあります)、書籍は50音の索引がつくほど。
日暮里図書館のある辺りっていわゆるコリアンタウンなんですよね。日暮里図書館の東には、東京朝鮮第一初中級学校があるし、付近のお店もハングルの看板のものがあちこちに。図書館の利用申込書を記入するカウンターにも、ハングルでの説明が貼ってありました。
あと、在日外国人関連の本も多い。他の荒川区立図書館と比べても日暮里図書館のこのジャンルは冊数が多いです。
地下の児童コーナーは、全く地下に埋もれているのではなく、奥の方から外が覗ける作りになっています。ここの外国語絵本もやっぱりハングルが多数。並びからからして、ハングルが最初、次に中国語、英語絵本は最後だもんなあ。
また、壁に「クイズに挑戦!」という展示があって、「三びきのこぶた 三番目のぶたは何でいえをたてたでしょう」といった感じに童話を読めば答えがわかるようなクイズが書いてあります。
2階の閲覧室は、カウンターで申し込んで図書館カードと引き換えに指定された番号を利用する方式。あ、荒川区立図書館の閲覧机席は皆そういう仕組みかも。
2階への階段を上がってすぐ、閲覧室の手前にあたる場所には吉村昭コーナーがあります。吉村氏は荒川区日暮里生まれだそうで、区民栄誉賞授与の際にこのコーナーを作ったとか。亡くなって3ヵ月後に行ったときは、コーナーの前面に追悼特集を組んだ雑誌がたくさん展示してありました。これらは手にとって読めますよ。あと、ガラスケースの中にあったので手に取って読めなかったけど、そのものずばり「日暮里図書館と私」なんて文を書いたりもしたんですね。
やっぱり公立図書館って地域性がとても出ますよね。どこの区でも、中央図書館は総合的なサービスが充実していて、それはもちろん嬉しいですが、中央でない図書館は地域性が垣間見えて面白い。日暮里図書館は特に面白かったですよ。

日暮里図書館

