荒川区立南千住図書館 訪問記
last visit:2006/11/7
南千住駅から吉野通りを千住大橋に向かって歩いていき、日光街道にぶつかったところで向かい側に素盞雄(すさのお)神社側があるので、その神社を通り抜けて行くと、荒川ふるさと文化館と南千住図書館の併設施設があります。別に神社の中を通っていく必要はないのですが、神社の脇の通りは車が多い割には歩道が狭いですし、境内を歩くのは気分もいいのでぜひこのルートでどうぞ。施設の入口を入って、左が荒川ふるさと文化館。右のエレベーター・階段を使って、2階が児童図書館、3階が一般図書館です。
1階の荒川ふるさと文化館の隣には郷土学習室という部屋があり、ここにも荒川区などの資料が置いてあります。ここの資料にも南千住図書館のバーコードが貼ってあるのですが、この部屋での貸出手続きなどはしていないようですね。
この郷土学習室の一番奥の棚には「皆川号外コレクション」というのがありますが、これ結構面白いですよ。明治・大正・昭和の新聞の号外のコレクションの複製が製本されてずらっと並んでいます。新聞社自体でももう持っていないものなんかもあるそうで、かなり貴重なコレクション。ときどき荒川ふるさと文化館の企画展示でコレクションを展示したりもしています。歴史的事件の際に出された号外をぜひ見てみてください!
2階の児童図書館と3階の一般図書館は別々の入り口があるものの、中でも行き来できるようになっていますね。
2階の入り口入って右には仕掛け絵本が机の上に並べられています。いわゆる「飛び出す絵本」みたいな絵本ですね。こういうの結構好きなんですよね。それ以外の絵本は入り口からまっすぐ進んだあたりにあります。外国語の絵本もあり、9割英語、1割ハングルといったところ。
そのほかおはなしのへやなどもありますが、児童図書館はやはりそれほど広くはないですね。3階の一般図書館の方は2階の3倍以上はあるかなあ。
3階は入口入ってすぐ左が特集コーナーで、たぶん月替わりで展示をしています。荒川ふるさと文化館と連動して展示したりすることもあって(例えば小松崎茂特集など)、結構面白いんですよ。
その反対側、入り口入って右の壁には、新聞の荒川区関連記事の切り抜きが貼ってあります。こういうのがあると、自分の購読していない新聞の記事も見ることができていいですよね。
へぇ〜と思ったのが、掲示板に予約の多い本ランキングが貼ってありまして、こういうのはたいてい「予約本ランキング」なんていう何のひねりのないタイトルがついていたりするものですが、ここのは「予約しないと読めない面白い本」というタイトルでした。こういうのってちょっとしたことだけど、目を引きますね。
書架の棚を見て回っていると、棚の側面に本を表紙が見えるように置ける出っ張りがあって、本が1,2冊飾ってあります。ただ、この出っ張りの上に、その棚に置かれている本のジャンルを示す文字が大きく書いてあるので、飾った本がそれほど目立たないんですよね。もうちょっと何もないところで面差し(本の表紙を正面にして置く)にした方が、本自体が目立つように思います。
南千住図書館には閲覧室とは別の「学習室」が設けられています。ここは自由に座るのではなく、カウンターにカードを提出して指定された席を利用するシステムです。机ごとに照明があるし、きれいでいいですね。ただ、カウンターを通さないで利用する人がいないかチェックするためでしょう、書架とのしきりが透明なので、行き来する人が気になっちゃうかもしれません。そこは頑張って集中しないといけませんね。
それとは別に壁際に調べもの席があり、ここもカウンターにカードを提出しての利用です。こちらは学習室よりちょっと一人分のスペースが狭いかな。でもこちらもちゃんと一人一人に照明がありますし、電源もあって持参PCの利用ができるようになっています。
また、図書館の中央辺りにはネット閲覧PCコーナーがあります。以前はノートPCのみだったのですが、2006年7月からデスクトップPC4台、ノートPC4台となりました。私は家でデスクトップなのでノートPCだとキー配置に戸惑っていたところ、これは嬉しい。皆さんも普段使い慣れている方をご利用くださいね。利用は2時間以内となっています。
また、ビジネスコーナーも充実しています。ネット閲覧PCコーナーの周囲の棚の一画がビジネスコーナーなのですが、このコーナーは日本十進分類法(0:総記、1:哲学、、、ってやつです)ではなく、書店の棚のように内容別に「コーチング」「顧客志向」といった感じの分類になっています。ラインナップも、起業からその後の各フェーズを押さえている感じで(といっても別に起業を勧めるコーナーではありません。ちゃんとビジネス全般です)、かなりすごいですね。
ビジネスコーナー以外のネット閲覧PCコーナーの周囲は、カセット・CD・ビデオのAV資料コーナーになっています。数もたくさんありますね。南千住図書館は2006年4月からDVDも所蔵しているのですが、このAV資料コーナーには置いていないようですね。ビデオ・DVD目録が利用登録申込用紙などがある台にあったので、閉架で管理しているみたいです。
所蔵本には洋書もありまして、言語は英語・ハングル・中国語がそろえてあります。英語は文学のみならず、料理本や車・バイク本なんかも。
図書館の入口から見て右奥には、荒川区の文学という棚がありまして、結構細かく、「南千住の文学」「尾久の文学」「町屋の文学」なんて感じに分かれています。その右の方の棚には、小松崎茂(荒川区出身)や阿部定事件に関する本(事件が起きたのが荒川区)などがあり、これも荒川区だったんだ!という発見がありますよ。
そのさらに奥には、荒川区の小中学校で実際に使用されている教科書もありました。ここに限らず、図書館にはその地域で使っている教科書を置いてあるところって結構あります。お子さんをお持ちのご家庭で、学校を私立にするか公立にするか考えているとか、これから引越しのご予定があるとかで、その地域の公立学校の教科書が見てみたい場合は、図書館に問い合わせれば所蔵しているかもしれませんよ。
そしてそして、何といっても荒川区図書館のすごいところは貸出冊数制限がない、というところ。期限内で読める範囲で何冊でも借りていいのです。利用登録も在勤・在住等の制限がないし、めちゃくちゃ寛大ですね!

南千住図書館

