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杉並区立図書館所蔵本
杉並区立図書館所蔵本井伏鱒二 死亡記事・追悼文集成
杉並区立中央図書館編
井伏鱒二は杉並区に住んでいたんですね。「荻窪風土記」という本も著しています。
そういった関連で、井伏鱒二氏が死亡した時の新聞の死亡記事・追悼文をコピーして製本したものが杉並区立図書館にあります。
2005年8月16日現在で、杉並区立図書館全体で15冊所蔵していています。
所蔵館を詳しく知りたい方は、杉並区立図書館ホームページの蔵書検索システムを使うといいでしょう。
中身は、主要紙はもちろんのこと、地方紙やスポーツ新聞、The Japan Timesの記事までありました。
こういうのを集めるのはかなり大変なので、地元図書館がこうして記録を残してくれているというのは嬉しいこと。
貸し出しも可能です。
ただ、本が43×30cmと結構でかいので、もし借りたい人はそれなりのカバンなどを持って来た方がいいかも。
厚さはないので、重くはないですよ。
松本清張死亡記事・追悼文集成
杉並区立中央図書館編
作家が移り住んでくるまち、杉並。松本清張も杉並区にお住まいだったそうです。高井戸のあたりだったようですね。
というわけで、松本清張死亡時にも杉並区立中央図書館が新聞や雑誌の死亡記事・追悼文を集めています。
こちらは、井伏鱒二 死亡記事・追悼文集成のようなちゃんとした製本というより、スクラップブックに貼り付けてある状態のものが1冊、中央図書館2階の杉並資料室にあります。読んでいると、糊付けが剥がれてきますので、丁寧にお読みください。
死亡記事を読むと媒体によって、松本清張の描かれ方が分かれています。
主要紙は「社会派」「反骨」などの文字が大きく見出しを飾っています。
一方、スポーツ新聞などは、いかにドラマ化された作品が多いか、また、脇役で松本清張本人が登場することもよくあったらしく、その場面などが紹介されています。
それらを見ていると、肩書きなんてメディアが勝手につけたもの、ご本人は自分の興味の赴くままに筆を走らせていたのではないかなぁと思います。
この集成の中の、東京新聞1992年8月6日の中島誠氏の追悼文、「身の丈に合った眼の高さ」というのが、一番松本清張の姿を表しているのではないかと。
身の丈に合った眼で見ておかしいと思うことを書いて「社会派」と言われ、身の丈に合った眼で女優たちと共演して喜んでいる。
晩年、自分には時間が足りないということをしきりに言っていたそうですね。
書きたいことがありすぎて、活動が追いつかない感じだったのでしょうか。
どんなことを頭に秘めたまま、逝ってしまったのでしょう。
この本は、残念ながら貸出はできません。
でも、これは確かに、貸出どころか、館内閲覧の際も切り抜きが剥がれたり破れたりしないように注意が必要です。
この本を読みに杉並区中央図書館にいらっしゃる方は、ぜひ地下1階の常設展「阿佐ヶ谷文士村と杉並ゆかりの作家たち」もどうぞ。
入って左側に松本清張が大きく取り上げられていますよ。

