目黒区民センター図書館
目黒区立目黒区民センター図書館 訪問記
目黒区立目黒区民センター図書館は、目黒駅から権之助坂を下ったところにある図書館。カウンターの周囲を書架がとりまく、面白い構造の建物です。目黒区美術館のそばということで、美術館の企画展と連動した展示をしていることもあります。
目黒区民センター図書館は目黒駅から1km弱の場所にある図書館。駅から権之助坂を下って、目黒新橋で目黒川を越えたところで、川沿いの道を右に向かっていくと区民センター複合施設群があります。目黒区民センター図書館は、その敷地の真ん中付近。目黒川沿いに歩いて行くと、目黒新橋から300mほどのところで川をまたぐ橋が現れます。その橋にあがって、目黒川を背にして歩いていけば、ちょうど目の前に目黒区民センター図書館が見えます。
目黒川は川の両側の桜並木がすばらしいです。春の桜はもちろん、夏の緑や、秋の色付いた葉もいい眺めなので、ぜひ図書館に直行せずに、橋の上に立ち止まって桜の様子を眺めることをお薦めします。冬も、よ~くみるとつぼみが芽生えつつあるのを発見できて、春が待ち遠しくなります。
目黒区民センター図書館は、構造が凝った造りなんです。中央にカウンターや検索機などがあるフロアがあって、その周囲ぐるりを2~3層の書棚フロアが取り囲んでいるような形。中を歩いていると、どこが何階なのかわからなくなってきます(笑)。
図書館内の表示と私の推測を合わせて、各フロアの配置を説明しますと、児童コーナーがあるのが地下1階になるのでしょう。200歴史・300社会科学・700芸術があるフロアは、MB1階と表示があるので、半地下になりますね。そうするとカウンター・CD・家事関連本・漫画のあるフロアが1階になるのかなと思いますが、入口はそれよりちょっと高い新聞・雑誌コーナーがあるフロアになります。で、文学・外国語図書が中2Fのフロア、000総記・100哲学・400自然科学・500技術・600産業が2階に配置されてます。
このように複雑な構造・配置なのですが、各階への階段にその階にあるジャンル名が書いてあるだけで、全体的に何がどこにあるかがパッとわかる配架図がないので、初めて来た人やいつもと違うジャンルの本を探すときに困ってしまうと思います。各階の階段脇にある配架図をそのままコピーして集めるだけでもいいので、全体の配架を1ヶ所で見られるような図を作ってもらえると嬉しいです。今のところ、そのような図はないので、読みたい本の場所がわからなかったら、無理せず職員さんに聞いちゃった方が早いです。
フロアでいうと地下という扱いになる児童コーナーですが、児童コーナーに面している外の地面も低いので、地続きにテラスもあります。ベンチもあるのですが、戸は閉められています。天気がいい昼間などは出られるようになるのかな?
児童コーナーへの階段沿いの壁には、新しく来た絵本や児童書の表紙コピーがずらっと並んでいます。一応、他の人への邪魔になるから階段で立ち止まらないで、という注意書きがあるのですが、この新着本は皆さんチェックしたくなるようで、特に親御さん世代が立ち止まって見ていることも。コピーを貼ってくれると、他の人が借りてしまってもどんな本が来たかわかるのでいいですね。
棚を見ていくと、貸出できるおもちゃも充実しています。児童コーナーへの階段を下りた正面付近の棚の側面に、布のおもちゃや木製おもちゃなどの写真を掲載したカードがたくさんあり、そのカードをカウンターに持っていけば貸出できます。布絵本もありますよ。
目黒区民センターの児童向けおはなし会は、ちょっと珍しいパターンで、週1回赤ちゃん向けのおはなし会があり、そのうち月に一度だけ子ども向けおはなし会に振り替えられます。たいていの図書館では、子ども向けおはなし会の回数が赤ちゃん向けおはなし会より多いのですが、目黒区民センター図書館は赤ちゃん向けの方が多いんですね。小さいお子さんがいらっしゃるご家庭は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
上に書いたように、一般書架は何がどこにあるかを把握するのがちょっと大変(笑)。中高生コーナーも、中2階のコーナーをよく見ると、中高生向けの雑誌や図書が集まっているので、おそらくそこが中高生コーナーなのですが、その旨示す看板等もなく、わかりにくい…。
急いで読みたい本があるときには困ってしまうこの構造ですが、ぶらぶら書棚と眺めて楽しむのは楽しいですね。漫画の冊数も結構ありますし、外国語図書も英語・中国語・ハングルを中心にかなりの冊数を所蔵しています。中国語やハングルの棚には漫画もありますね。雑誌コーナーにある外国語雑誌の点数も多いです(下の図書館データの外国語雑誌の欄を見てみてください!)。
目黒区民センター図書館の特徴は、何といっても数層からなる書架が周囲を取り巻くという建物の構造。ずばり言って、わかりやすさやバリアフリーの点では劣っている(階段を使わずに行けるのは、中央のカウンター周辺と入口と地続きの新聞・雑誌コーナーのみ。館内にエレベーターはありません)ので、それらを求める場合は他の図書館に行った方がいいです。
でも、当てもなくぶらぶらして本との出会いを楽しむには、この変わった構造の書架を、あえて配架図を見ずに歩くのが面白そう。何層にもなっている書架を探検する気分で歩けば、いつもは素通りしてしまうジャンルの本にも手を伸ばしたくなるかもしれませんね。カウンターの周囲を取り巻くぐるぐる書架構造をぜひ楽しんでください!
