赤坂図書館
港区立赤坂図書館 訪問記
港区立赤坂図書館は、青山一丁目駅の南の、高層タワーの3階にある図書館。2007年4月1日に移設された図書館で、CD試聴機やインターネット閲覧パソコンも充実しています。
赤坂図書館は青山一丁目駅から南にちょっと歩いたところにあります。
という書き出し文句は、今の場所に移転する前の旧赤坂図書館の訪問記でも使ったのですが、移転前の場所が駅から徒歩5分だったのに対し、今の赤坂図書館は徒歩2分!駅のそばの青山1丁目タワーの3階に移転しました。
青山1丁目タワーの奥には、公園というほどではないけど、噴水やベンチのあるスペースがあります。もうちょっと駅から歩いて行けば、青葉公園なんかもありますね。移転前の場所はこの辺りだったんです。春には桜も咲いていますよ。
赤坂図書館へは建物脇の入口(ハーブティーのお店があります)からエレベーターを上がった3階。エレベーターを降りて左に曲がった自動ドアを抜けると、右が図書館エリア、左がお手洗いとなっています。右の図書館エリアの入口にゲートがあるので、貸出手続きをしていない本を持ったままお手洗いに行ったりはできない仕組みになっています。
私は自転車で行ったこともあるのですが、自転車置き場は建物2階にあります。青山通り側に自動ドアがあり(一見自動ドアに見えませんが、そばを通ると開くので気がつきます 笑)、そこを入ると右にエレベーターがあります。2階が施設用駐輪場(赤坂図書館の他に国際医療福祉大学大学院などの施設もあります)で、地下が住民用駐輪場(上階は高級マンション)とですね。私が利用したのは土曜だったのですが、2割程度しか埋まっていませんでした。
図書館エリアに入ると、すぐ右に児童コーナー。左に新刊コーナーと旅行ガイド。もう少し進むと、右にCDコーナー、その更に右にPCコーナー。その先に進むと、左にカウンター、右に新聞・雑誌コーナー、一般書架となっています。ずっと奥まで進んだ左には部屋があって、中高生向け読書コーナーとなっています。
図書館エリアに入る手前にリサイクル本コーナーもありますね。1人5冊までとのこと。
児童コーナーは、入ってすぐ左の棚が外国語の絵本や児童向け外国語図書があります。こんないい場所に外国語絵本を置くのは、場所柄でしょうか。外国語絵本って、一応置いてあるけどほとんど誰も使っていない状態になっているところって多いんですよね。言語は全て英語で、児童向け事典類が40冊ほど、絵本が300冊ほど、児童向け小説が20冊ほどといった内訳になっています。
布絵本も10点ほどありますね。それぞれ袋に入っているのですが、その袋には「!よむまえにてをあらってね!」と書いてあります。これは他の図書館ではあまり見ないですが、いいですね。布絵本を楽しむ年齢のお子さんは、ウィルス・ばい菌にも弱いでしょうし、しっかり手を洗ってから利用したいものです。
ただ、児童コーナーの中に配架図がないし、この棚はどんなものがあるという大きい看板などもないので(棚の側面に小さくは書いてある)、何がどこにあるのかわかりにくい。一般書架の中に、児童コーナーを含めた図書館全体の配架図はありのですが、子供にそこまで見に来いというのはちょっとね。。。児童コーナーしか利用しない子供にも何がどこにあるかパッと見てすぐわかるようになるといいですね。
隣のCDコーナーは、一方の壁がCDの棚、そしてその対面にはCD試聴機が5台ずらっと並んでいます。施設備え付けで床から生えて固定された銀色の試聴機は、図書館じゃないみたい。5台もあれば全て埋まっていることはあまりないと思うので、どうぞご利用ください。
その奥にはPCコーナーがあり、デスクトップのネット閲覧PCが8台あります。同じスペースにPCが設置されていない席も3席あり、そこでは持参PCを利用することができます。但し、電源は利用できません。
新聞・雑誌コーナーは椅子が大きくていいですね。旧赤坂図書館の新聞・雑誌コーナーが、小さい椅子をくっつけて並べてあるタイプだったので余計に居心地よく感じます。
雑誌収納棚もたくさんあるのですが、この棚に扉がついていて、扉に最新号、扉を開けた中にバックナンバーを入れるタイプの棚は、高い段は使い勝手が悪くて使えません。なので、赤坂図書館でも5,6段まであるこの種の棚の下4,5段までしか利用していません。
なんだかちょっとスペースがもったいない気がしますね。上段の棚は扉がないタイプにした方が、いろいろな用途があったかも。
また、雑誌コーナーには、たぶん寄贈雑誌だと思うのですが、立教大学が発行している「立教」やJICAの発行している「JICA」、日本食品化学研究振興財団が発行している「FFIジャーナル(食品・食品添加物研究誌)」といった書店ではあまり見かけない雑誌も並んでいます。いつもの雑誌に飽きたときにはこういった雑誌もどうぞ。
書架の周囲の壁際には閲覧机が並んでいます。一人一人にデスクライトがあって、いいですね。また、視力の弱い方のための拡大機も新しい機械になったようで、ボタンの説明文字も大きく使いやすそうな感じでした。
旧赤坂図書館では、カウンターの左に「青山・赤坂の資料」コーナーがあったのですが、現在の赤坂図書館では一般書架の奥の方の棚の一画になってしまいました。場所はちょっと目立たないところになっちゃったけど、すぐ隣が港区行政資料の棚なので行政が出している地域資料と一緒に見られるのはいいですね。
以前、みなと図書館で「港区文学散歩」と題して、港区を「芝」「麻布」「赤坂」「高輪」「芝浦港南」に分けて関連する文学作品を展示していたのですが、この「赤坂」地区関連が一番冊数も多かったんですよね。赤坂図書館のこのコーナーには、例えば乃木希典に関する本や、北杜夫の「楡家の人びと」、「プロジェクトX 第53回 炎上 男たちは飛び込んだ ~ホテルニュージャパン・伝説の消防士たち~」といった本があります。
中高生向け読書コーナーは、旧赤坂図書館の中高生以外お断りっぽい雰囲気がなくなって入りやすくなりました(笑)。実際、この部屋には大型地図など中高生向け図書以外の資料も置いてあります。また、漫画は全てこのコーナーに集められています。
赤坂図書館は港区立図書館の中で一番最初にICタグ自動貸出機が設置された図書館でもあります。カウンターから見てやや左前方あたりに2台、少し間を空けて設置してあります。ここの自動貸出機は、図書館カードを細長い穴に差し込む形になっているのがいいですね。例えば豊島区中央図書館の自動貸出機は大きいお皿の上に図書館カードを乗せる形で、場所が少しずれているがゆえに『置いているのに読み取らない』ことも起こりうるけど、こういう狭い穴に入れる形だとずれようがありません。本はICタグを読み取るので、複数冊まとめて置いてももちろん読み取ります。
でも、私が行ったとき、知らない人が多いのか、予約本の受取などカウンターでないといけないことも一緒にしたい人が多かったのか、自動貸出機を使う人は全然いなくて、カウンターの前に列ができていたんですよね。まあ確かに、私も地元の図書館だと予約本を受け取りに行くついでに借りることが多い(というかほとんどそう)なので、カウンターじゃないといけないんですよね。図書館で自動貸出機設置を検討する場合、予約サービスの利用率も視野に入れないといけないのかもしれません(予約が多ければ、自動貸出機は使われないので)。
ただ、館内の自動貸出機に関するポスターもあまり目立っていなかったので、まだ知らない人も多いと思うんですよね。赤坂図書館をご利用の皆さん、カウンターの前の列に並ばなくても済む自動貸出機をぜひご利用くださいね!
