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東京図書館制覇!

東京23区の区立図書館249館を全て制覇(訪問)し、現在は多摩地域、島しょ部の図書館巡りをしています。いろんな視点での図書館ランキングやリストも掲載しています。

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練馬区立練馬図書館 訪問記

last visit:2007/02/25

練馬区立練馬図書館は、練馬区役所のそばの、練馬区立図書館の中で一番最初にできた図書館です。テレビ映画のロケで使われた際には、図書館の使命を守るために、シナリオを変更させたという、気概のある図書館なのです。

§ 図書館への道のり

練馬図書館は練馬区役所のそばです。練馬駅を出たら南方向に行き、練馬区役所の裏の道を進んで行くと、紫紺(よりもうちょっと青みが強いかな)の建物があります。コの字型の建物で、中央の空間から中に入る(コの字の建物に対して『→コ』のように入る)と右側が練馬公民館、左側が練馬図書館になっています。

§ 図書館内の様子

図書館に入ると、右に児童コーナー、左奥にカウンターがあり、カウンターの手前がCD・カセットコーナー、さらに手前が新聞・雑誌コーナー。その辺よりもっと左に行くと一般書架と閲覧席があります。

図書館に入る手前にはリサイクル本コーナーがあります。除籍蔵書と寄贈本が置いてあって、1人10冊までもらってよいとのこと。私が行ったとき、小さいリサイクル本コーナーに3人もの人が漁っていたので、そんなに掘り出し物があるのかなと思ったのですが、後で覗いたときは特にそんなことはないようでした。それとも、彼らが持って行った後だったからかな?

入口入ってすぐ左には漫画もあります。立ち読みしている人もいれば、新聞・雑誌コーナーの椅子に座って読んでいる人もいますね。

入口入って右には展示本コーナーもあるのですが、普通に本の背を見せて並べてあるだけなので、あまり目立ちませんでした(2007/2/25訪問時)。せっかくだから、表紙を見せて展示したりして目立たせた方がいいのに。

CD・カセットコーナーには、CD試聴機も2台あります(カセットの試聴はできません)。それと、あまり目立たないのですが、練馬図書館ではレコードも所蔵しています。CDコーナーの近くにある記載台の足元を見ると、箱に10枚ばかりのレコードが入っているんですね。で、これがオフコースと松田聖子のみというとても偏ったラインナップ(笑)。たぶん、寄贈されたものでしょうね。ちゃんとバーコードも貼ってあって、貸出できますよ。

CD・カセットコーナーの入口からみて左には自動貸出機が2台あります。土日などは図書館も込みますので、カウンターが混んだときに自動貸出機が使えると便利ですね。

児童コーナーは、どのジャンルが置いてあるかを示す看板が動物の形になっています。他にも英語の絵本が置いてあるあたりにはホットケーキができる様子が描かれていたり、にぎやかな感じですね。外国語の絵本は英語だけでしたが、200冊強ありました。

児童コーナーのそばにはネット閲覧PCが3台あります。私が行ったのが日曜だったせいもあるでしょうが、3台全部埋まっていました。また、書架の方の閲覧席のうち、窓際の外に向かって右側5席では持参PCを利用することができます。電源はないので持ってくる前に充電をお忘れなく。

閲覧席といえば、これは家に帰ってからもらってきたチラシを見て気がついたのですが、読書会室(入口右のお手洗いの付近、たぶん図書館エリアを出たところにあるらしい)の利用のない日・時間帯に臨時閲覧席として開放しているそうです。閲覧席が満席のときはこちらも覗いてみると席があるかもしれません。但し、こちらに本を持ってくる際は貸出手続をしないといけません。

書架を見ると、壁面の棚はかなり上まで本を置いています。上の3段は全集が置いてあって、そのうち上2段には段の手前に鎖が掛けて本が落ちにくいようにしてあります。確かに上の段に全集のような厚い本を置いていると、万が一地震などで落ちた場合あぶないですもんね。まあ、壁面の棚だからそんなに揺れたりしないとは思いますが。

書架にいるときに感じたのは、配架図を置いてほしいということ。配架図は図書館の入口入ってすぐ右の壁にあるのですが、これをもっと図書館のあちこちに張ってくれたらいいのに。書架からわざわざ入口まで戻って見る羽目になりました。南大泉図書館に行ったときも同じようなことを感じたんですよね。練馬区立図書館はあまり配架図をあちこちに置いてくれない傾向があるかも。

地域資料の棚のそばには、出版社のPR誌なども置いてあります。岩波書店の「図書」、講談社の「本」などなど。まあ、そういったPR誌は置いてある図書館は他にもあってそんなに珍しくもないのですが、それらと同じ場所に総務省発行の「総務省」、国土交通省関東地方整備局の「みらいこくど関東」といった冊子もあります。私はこんな冊子があることさえ知りませんでした。

館内を回っていると書架も全体的に充実している印象です。なので、光が丘図書館ができる以前の中央館的存在だったのかなあと思いました。練馬区立図書館は今でも中央館は存在していなくて、光が丘図書館も「中央館的機能を有する地域館」という位置づけなんです。その辺を調べてみようと練馬区の資料を調べてみると、練馬図書館は練馬区立図書館の中で一番最初にできた図書館なんですね。場所も練馬区役所のそばだし、やっぱり図書館の中でも中心的存在だったんですね。

でね、そんなことを調べるのに「練馬図書館 20年の歩み」(練馬区教育委員会)を読んでいたら、練馬図書館にまつわる面白い話を見つけちゃいました。名づけて「練馬のテレビ事件」。
ちょっと長いですが、どんな話か引用しますと、

「毎年伸びていく貸出冊数、団体貸出、予約制度の実施、移動図書館の開始などで活気に溢れていた42年の初夏、小さな事件が起こった。刑事事件もののテレビ映画のロケが練馬図書館で行われたのだが、その場で制作者にストーリーを尋ねてみると、警察が練馬図書館の貸出記録から犯人を割り出すことになっているという。日頃から利用者の読書の秘密を守ることを尊重していた職員にとって、その話は了承できないものであった。しかも映画の中でも「練馬図書館」が舞台になっているというのだ。さっそく図書館協会に協力を求め、テレビ局にシナリオの変更を申し入れたところ局側も主旨を理解して、図書館員は警察の協力を断る話になったというものである。」

図書館というのは、誰が何を読んだかということを秘密にするのが当たり前。警察はもちろん、本人が自分の履歴を知りたいと思っても、教えてはくれません。この「練馬のテレビ事件」はその原則を知らない人がストーリーを作ってしまったんですね。

で、私がこの「練馬のテレビ事件」でいいなあと思ったのが、わざわざ図書館員が警察の協力を断る話を入れたというところ。

テレビ局側は当初のストーリーがダメになったことで、別の謎解き方法を考えないといけないわけですよね。テレビ映画だから全体の時間も決まっているだろうし、図書館がらみの話は全てカットしちゃってもいいはず。なのに、図書館に協力を要請して断られるという話をわざわざ入れて、「図書館は読書の秘密を守ってくれます」ということをアピールしている。

まあ、既に撮ったシーンやロケ費用を無駄にしたくないといった理由もありそうだけど、なかなかやるなあと思ってしまいました。練馬図書館、なかなかしたたかですね(笑)。

練馬区立練馬図書館 データ

住所東京都練馬区豊玉北6-8-1 1階 →大きい地図を開く
Tel03-3992-1580
開館時間
月~金曜9:00~20:00
土・日曜・祝日9:00~19:00
定休日第1,3,4,5月曜(祝日は開館し、翌日を休館)
12月29日~1月4日
最寄駅都営大江戸線西武池袋線西武有楽町線 練馬駅から徒歩11分
駐輪場未確認
駐車場未確認
座席数 85席
新聞・雑誌コーナー(椅子)28席
新聞・雑誌コーナー(机)4席
椅子席7席
机席46席
外国語蔵書
英語英語絵本中国語ハングルその他言語
なしありなしなしなし
所蔵物
漫画カセットCDビデオDVD
ありありありなしなし
※ ビデオ・DVDは広報を除く一般ビデオ・DVDの有無を表しています

レコードも少々あり

検索用端末4台(タッチパネル入力機)
検索結果印刷機能なし
AV試聴CD試聴機2台
パソコン利用ネット閲覧PC3台あり
窓際閲覧席の外に向かって右側5席でのみ利用可能(電源なし)
本のリサイクル除籍蔵書の提供と古本の授受ができるコーナーを常設で設置(1人10冊まで)
その他自動貸出機2台あり

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