中央図書館
江戸川区立中央図書館 訪問記
江戸川区立中央図書館は、新小岩駅の南東の、千葉街道沿いにある図書館。区役所や総合文化センターなど、区の施設が集中している地域にあります。中央館なので蔵書量もたくさん。
江戸川区立中央図書館の最寄り駅はJR総武線の新小岩駅。徒歩20分と、距離はありますが、駅から平和橋通りを南下し、千葉街道にぶつかったら、左へ曲がると、右先に江戸川区立中央図書館が見えます。ずっと大きい通りを進むだけなので、ほとんど迷うことはないと言っていいでしょう。
大きい通りであることに加えて、中央図書館だけでなく区役所や総合文化センターなど、区の施設が集中しているので、バスも結構通っています。新小岩・葛西・西葛西からバスが出ているので、そちらも利用してください。
江戸川区立中央図書館の建物は4階建て。1階はこども図書室、中高生コーナー、小説、家事関連本、外国語図書。返却と予約受取カウンターも1階です。2階は、1階に該当するもの以外の一般書架、新聞・雑誌コーナー、CD・ビデオ・DVDコーナー、貸出カウンター。3階は辞書類などの参考図書や地域・行政資料、社会人読書室やネットとCD-ROMが閲覧できるPCがあります。あ、閲覧席は2階にもありますよ。4階は視聴覚ホールなどがあり、普段は入れませんがたまにイベント展示などを行っています。
1階の正面入口を入ると、建物真ん中の通路を挟んで、右がこども図書室、左が一般の図書館と分かれています。2階以上には一般図書館の方からしか行けないようになっています。江戸川区中央図書館は建物自体が大きいので、1階の半分にあたるこども図書室も充分広いです。こども図書室入ってすぐ右には「ものしりはかせ」というファイルがあり、図書館の組織図や新着図書が来たときの作業など、図書館についてのいろいろを児童向けに紹介しています。これは、江戸川区立図書館公式ホームページの中にある同名の連載を印刷したものなのですが、大人が読んでもそうなんだ~と思うようなことが書いてあったりしますよ。
背の低い棚が並ぶ広いこども図書室には、あちこちにぬいぐるみが置いてあったり、かいけつゾロリの4コマ漫画が貼ってあったり、楽しい空間です。右奥の絨毯敷きの読み聞かせスペースも広く、このスペースの窓際には赤ちゃんへの読み聞かせに向いている本20冊が館内閲覧用で置いてあるので、お子さんに本を読んでみたいけど何を読めばいいかわからない方など、ぜひ利用してみてください。
江戸川区中央図書館のこども図書室については、もう一つ書いておきたいことがあるんです。最近の図書館は自動貸出機を設置しているところも多く、江戸川区立中央図書館にも複数台設置されているのですが、こども図書室内の自動貸出機「かしだしかーくん」だけは他の機器と少し違うのです。自動貸出機って、バーコードをスキャンするタイプも、ICタグを読み取るタイプも、読み取りを行う部分(バーコード読取タイプなら赤い光が照らされる部分)は固定されていて、そこに読み込ませたいものを置く仕組みのものがほとんど。でも、「かしだしかーくん」は図書館の職員さんが使う端末のように、自由に動かせるスキャナーを本のバーコード部にあてて読み取るタイプなのです。
東京23区内の区立図書館は全て回った私ですが、私の知る限りこの非固定バーコードスキャナータイプの自動貸出機は23区内でこの「かしだしかーくん」1台のみ。この先導入される自動貸出機はICタグ読取タイプになるでしょうから、将来を通じてもこのタイプは「かしだしかーくん」が唯一でしょう。
そんな訳で、私も「かしだしかーくん」を使うために児童書を借りた(本末転倒? 笑)のですが、「かしだしかーくん」は本当に大人気で、空くまでかなり待ってしまいました(さすがに大人の私が、子どもと一緒に並ぶのはどうかと思って、誰もいないときを狙ったので)。土曜だったせいももありますが、いつ見ても誰かが使ってる。やはり、図書館の職員さん気分を味わえるこのタイプは楽しいですよね。江戸川区立図書館では既に3館でICタグ自動貸出機も導入されているし、時代の流れは確実にICタグ化に向かっていますが、この稀少な非固定バーコードスキャナータイプはできる限り設置し続けて欲しいところです。
1階の一般図書館のエリアに入ると、左手前に中高生コーナーがあり、その奥に外国語図書、更に奥に小説が並んでいます。入って右に階段があるのですが、階段手前右には小さいテーブルを使った、特集展示『本の「小さな展示」』コーナーがあります。こちらの特集展示は、以前は週替わりで入れ替えていて、江戸川区立図書館公式ホームページ上で面白そうな特集を見つけても1週間以内に行けないことも多く、残念に思っていたのですが、今は2週間で1テーマとなりました。江戸川区立図書館は貸出期限が2週間なので、貸出期限に合わせて来館している人にとっても見逃すことなくチェックできるし、何より私も嬉しいです(笑)。
外国語図書の棚に行ってみると、冊数が多いですね。英語・中国語・ハングルはもちろん、タイ語・ベトナム語・タガログ語・ウルドゥ語・フランス語・スペイン語の本も揃っています。英語は図書分類に従って分類されているくらいありますよ。外国語絵本も窓際の書棚にずらりと並んでいます。
江戸川区中央図書館のカウンターは、1階は返却と予約受取、2階は貸出と利用者登録と、完全に機能を分けているのですが、1階のカウンター前に自動貸出機があるので、1階の本を借りるのにわざわざ2階まであがる必要はありません。こちらの2台の自動貸出機は、残念ながら「かしだしかーくん」と違って極めて一般的な機器ですが(笑)。
2階は、階段・エレベーターのあるところから見て、正面にあたる辺りに大型本、右に新聞・雑誌コーナーがあり、左にカウンターやCD・ビデオ・DVD、一般書架が並んでいます。右奥には、飲食できる休憩室や喫煙室もありますよ。新聞も英字新聞はもちろん、ハングルのものもあります。
江戸川区中央図書館は窓際の通路がとても広く、それゆえ2005年に行ったときには窓際の床に座り込んで本を読んでいる人が少なからずいたのです。今は窓際の柱に「ほかのお客様のご迷惑となります。座り込みはご遠慮ください。」の注意書きがあり、座っている人は皆無。こういう悪い慣行をなくすのって、"ゼロから"ではなく"マイナスからのスタート"になるわけで大変だったと思いますが、ご尽力の甲斐あって、今は昔より雰囲気いいですね。
3階は参考図書。また、社会人閲覧室といって、持込勉強は不可ですが、社会人が調べものをするための席が20席ほどありました。
それと、3階の机席には番号札が貼ってあり、そこを利用したい場合は、3階のカウンタに申し込んで、指定された番号の席を利用することになります。
3階にはパソコンも3台あります。CD-ROM閲覧用とかって書いてあるのですが、利用している方が明らかにCD-ROMを使っていない様子なので、館員さんに聞いてみたら、インターネットも閲覧できるそうです。
この図書館の欠点を言えば、施設の充実度に対して座席が少ないこと。土日に行ったときなど、席がなくて文字通り雑誌を立ち読みすることに少なくありません。でも、2005年に行ったときに比べて、今はほんの少し席が増えたかな。席数を増やすのに1人分のスペースがキツキツになってもいやだし、こういうのは難しいですね。
正面入口側の通りを挟んで向かいには公園もあるというロケーション、区役所や総合文化センターに行ったついでや、公園への散歩を兼ねてなどなど、寄ってみてはいかがでしょうか。
