中央図書館
板橋区立中央図書館 訪問記
板橋区立中央図書館は、ときわ台駅の北東、常磐台小学校の先にある図書館。古い施設の中に、古い資料をたくさん所蔵しています。
板橋区立中央図書館の最寄り駅は、東武東上線のときわ台駅。北口を出て、駅前ロータリーの右先にある常盤台小学校を右に見ながら進みます。すると、学校の先に板橋区立中央図書館があります。
学校と反対側の隣は、公園に面していまして、春には桜が咲いています。図書館の窓からもこの公園が眺められますね。公園に面している図書館というのは多いですが、ときどき本から顔を上げて外を眺められる図書館というのはいいですよね。
中央図書館は地下1階から3階までありますね。地下は食堂と視聴覚室。1階が児童コーナーとAV資料にカウンター。2階が新聞・雑誌に一般書架。3階が参考図書・地域資料と閲覧席です。
地下の食堂は私が行ったときには閉まっていました…。残念!毎週月曜は休みのようですね。日替わりランチが520円だとか。安いですね。お味はどうなんでしょう。
1階は入口入ってすぐ右にカウンターがあり、左と正面の小部屋にAV資料があります。そして、廊下を歩いた奥が児童コーナーとなっています。
このAV資料の小部屋は何とも閉塞感のある部屋ですね(笑)。壁にずらりとCDが並んでいて、試聴機もあります。
この図書館ではLDとDVDを館内視聴用に所蔵しており、1人1日1タイトルまで視聴できますね。この小部屋に目録があるので、それを見てカウンターに申し込むと視聴することができます。目録はレコードの目録もありました。
また、児童コーナーへと続く廊下には、「レトロかみしばい」という普通よりちょっと横長の紙芝居が展示されています。貸出もできるそうですよ。
それと、1階にはロッカーもありますね。鍵はカウンターでもらえます。
2階の書架は、自然科学・人文科学とも古い資料と新しい資料が混在していますね。「~大系」、「~課程」といった結構ボロボロの古い本があちこちの棚で見られます。
こういった本は資料としては意味があるし、私も昭和47年の小学生の連想語研究などを読んで面白かったのですが、一般的なニーズを考えると閉架にでもしまって、開架にはもっと利用頻度の高そうな本を置いた方がいいような気がしますが。。
いや、古い大系的資料が開架の棚を占めていることが問題なのではなくて、大系的資料が古いものばかりというのが問題なのか。どの学問も新説が登場したり、基礎的学問の範囲が変化したりしているでしょうからね。
また、パソコン関係の本は、図書分類で異なるジャンルのものも一緒の棚に置いています。パソコンのハード関係の本(技術のジャンルになる)とインターネットや情報科学の本(総記のジャンルになる)をパソコン関係ということで一緒に置いてくれる図書館は多いですが、ここはもう一歩踏み込んでビジネスのツールとしてのパソコンの本(経済のジャンルになる)も一緒に置いていますね。E-mail活用法とかExcel活用法のような本がありました。
外国語図書もありますね。言語は英語だけのようでした。
2階にはレファレンスカウンターがありますが、ここでは貸出等の手続きはできないですね。返却・貸出手続きは1階入口入ってすぐのカウンターのみでの受付です。
3階は、公園に近い方の半分に閲覧席がずらり。反対側に参考図書コーナーがあります。
参考図書のエリアにはグループ席というものもありまして、3人以上のグループはここを利用くださいとあります。8席しかないので、2~3組くらいしか座れませんが。学校の課題とかでグループ学習をするときなんかに、ここなら少し話などもしながら利用できるのでしょう。グループ席は、使っているグループがいなければ、グループでなくても自由に使うことができます。
3階の一画には、復刻図書を展示している棚がありますね。鍵のかかったガラス棚に展示してありますが、貸出もしてくれるみたいです。復刻本だけではなく、自筆原稿の複製のようなものもいくつかありました。島崎藤村の夜明け前の冒頭が展示してあります。
3階のバルコニーに近い隅っこにはパソコン利用席があります。2席で電源も利用できるとのこと。カウンターに申し込んで利用カードをもらいます。操作時の音が他の人に迷惑を掛けないようにするためでしょうが、まさに窓際という感じですね(笑)。同じ板橋区立図書館でも、小茂根図書館のパソコン利用席なんかはテラス席という感じの優雅な感さえある席なのですが、ここはなかなか哀愁が漂っています(笑)。
この図書館にいて非常に気になったのが、2階や3階にいると変な音がするんですよね。本を運ぶエレベーターの音なのかなぁ。ゴーという音がどこからともなく聞こえてくるんですよ。私が行ったのが電車が遅れるほど風が強い日だったので、その音だったのかもしれませんが。職員さんに聞いてみようかと思ったまま、結局聞かずに出てきてしまいました。
それと、中央図書館だけでなく、板橋区立図書館はわりとこの工夫をしてくれている館が多いのですが、館内の検索機のモニターの左右に厚紙で覆いをつけて、他の人から入力内容を覗かれないようにしているんです。どんな検索をしているのかというプライバシーを守るのはもちろん、最近の検索機はIDとパスワードを入力して予約ができたり、2011年から板橋区で導入した新システムでは、検索機からパスワード設定をする際に、生年月日と電話番号も入力するので、プライバシーやセキュリティ面からも他人から見られないことは重要です。厚紙という手法は何とも手作り感溢れる方法ですが(笑)、こうした配慮をしっかりしてくれている図書館は安心できます。
この図書館自体、建物もすごく古そうなんですよね。そこにAV資料の小部屋やパソコン利用席などを新設して、今の時代に頑張って対応させているんだなぁと努力を感じる図書館ですよ。
